前例のないことにチャレンジしよう
公開日:
:
医療
昔、公立病院に勤務していたときに放射線科部長であったため、いろんな会議に参加させられました。
会議は院長、副院長が仕切っており、副院長がとくに頭のカタい人で、誰かが出した意見を「それは前例がない」といつもつぶしておりました。
前例がないのにはなにかワケがあるとおっしゃいます。誰かがやろうとしたができなかったのではないかというわけですね。
一度「今我々がやっている業務も誰かが一から始めたもので前例がなかったのではないでしょうか。病院で前例のないものを禁止すると新しい医療技術は採用できないことになりますが」と反論すると、それからその言葉を聞くことはなくなりました。
確かに誰かがやろうとしたができなかった可能性はありますが、別の人がやればできるかもしれませんよね。
前例のないことにチャレンジするのがコワイなら、チャレンジすることをシミュレーションしてみればいいのです。
会議でこそ、そういうことをシミュレーションする場だと思うのですが。
###
関連記事
-
-
Asahiネット 障害? 2014年2月11日大阪府高槻市
* 本日コンサートのために高槻に行きました。 その後、高槻遠隔画像診断センターにも仕事をしよ
-
-
脊椎脊髄ジャーナル 2013 April 脊椎脊髄の解剖と疾患
脊椎脊髄ジャーナル 26巻4号 (2013年03月28日発売) 出版社名:三輪書店 ★★
-
-
医者が病院から逃げ出すとき / 米山 公啓
医者が病院から逃げ出すとき (ちくま文庫) 米山 公啓 筑摩書房 2008-
-
-
孤虫の意味を知っているかい
私は蟲師ではないが、寄生虫の話は大好き。 でも寄生虫そのものが好きではないので、ご安心を。 *
-
-
人間ドック 担当医師の心構え
* なにやら、先ほどと同じようなタイトルですが、今度はシチュエーションが違います。 とある高
-
-
粘液栓 mucoid impaction について
* ときどき他の人のCT所見で、気管支内にたまった液状物を「粘液栓」と書いておられるのを見るこ






