世界から追い出され壊れ始めた中国 各国で見てきたチャイナパワーの終わり / 宮崎正弘
公開日:
:
読書
★★★☆☆
2019年7月に出たチャイナウォッチャー宮崎正弘センセイの本。
取材もしないどこぞのアサヒ新聞とは異なり、きちんと現地取材をするセンセイの本ですので、相変わらず情報が正確で、役に立ちます。
王岐山はすでに習近平から完全に距離をおいているようで、キンペーの回りは以前にもましてイエスマンばかり。
アメリカの対決姿勢は確実で、これから強化されるばかり。これは共和党、民主党ともに強硬姿勢ですので、大統領や与党が変わろうとも議会が超党派的に推進しているために、変わらないと。チャイナが鎖国するか中共が倒れるかまで続くでしょう。
チャイナの海外投資はほとんどが失敗で、こげつきばかり。
これからはタンポに港を長期貸借するのも難しくなるでしょう。
アフリカも最近はチャイナ人へのテロが頻繁になり、そのうち撤退するところが増えるという予測。
日本もこれから20年は十二分にチャイナとの距離をとっておくことが望まれます。
*
日米安保はどちらかが破棄を申し出れば1年後に終了するし、トランプには破気する可能性もあるので、日本はそちらの対処も必要になると警告しています。
ああ、きな臭くなってきましたね。
しかし、對岸の火事ですめばいいのですが、いざというときはやらねばなりませぬ。ただし、今度は連合国側で。
###
関連記事
-
-
あの会社が100円バーガーで儲かる理由 / 田中 秀明
あの会社が100円バーガーで儲かる理由 田中 秀明 アクタスソ
-
-
海洋危険生物―沖縄の浜辺から (文春新書) / 小林照幸
海洋危険生物―沖縄の浜辺から (文春新書) 小林 照幸 文藝春秋 2002-02
-
-
近代プログラマの夕(ゆうべ)2 / ホーテンス・S. エンドウ
近代プログラマの夕(ゆうべ)〈2〉 ホーテンス・S. エンドウ Hortense
-
-
地底国の怪人 手塚治虫 マンガ
地底国の怪人 (角川文庫) 手塚 治虫 角川書店 1994-11 売り上げラン
-
-
史上最高のセミナー ポケット版 / マイク リットマン,ジェイソン オーマン
史上最高のセミナー ポケット版マイク リットマン ジェイソン オーマン Mike
-
-
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書) / 竹田 恒泰 (2)
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書) 竹田 恒泰 PHP研究所
-
-
清張 古代史記 / 松本 清張
清張 古代史記 松本 清張 日本放送出版協会 1982-11
-
-
世界の日本人ジョーク集 / 早坂 隆
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ) 早坂 隆 中央公論新社 2006-
-
-
ここまでは誰でもやる
ここまでは誰でもやる ここまでは誰でもやる―一流のサービスを知る60の具体例
-
-
日本人の給料はなぜこんなに安いのか / 坂口孝則
★★★☆☆(思ったより良い) 坂口さんは以前から何冊か読んだことがあり知っていましたが






