オーディオヒエラルキー
公開日:
:
最終更新日:2020/07/30
オーディオ
古い雑誌の記事である評論家が、オーディオにお金をつぎこんで、機器をどんどんグレードアップしていくさまを「オーディオヒエラルキー」と呼んでいました。
普通のオーディオファンはその階段を登るべきだという常識が当時あったのです。
彼はそのヒエラルキーの階段を登ることを、アンプやスピーカーを自作することによりやめることができたと書いています。
他人の作った機器を他人の評価を信じて買い替えていくことに終わりがあるはずもないので、彼のとった選択は正しいと思います。
たとえ「最高の機種を揃えた、これで終わりだ」と思っても、それから自分(の耳)も老いますし、機器も経年劣化していくのです。
「最高」ではなくなるわけです。盛者必衰。
*
自作すればその労力に応じた分だけ音がよくなります。
いや、よくなった気がします。
ソバも自分でうったら店で食べるより美味いと思う人が多いですが、第三者が食べればやはり店のほうが美味いのです。
*
みもふたもない話ですが、このバイアスをいい方に利用するのです。
安いものでも自分で作れば他人の作った高いものには負けません。
「ただし自分で判断すれば」という条件がつきますが、どうせ自分しか使わないのでかまわないのです。
でしょ?
ということで、今日も 次はなにを作ろうかなと妄想にふけるのでありました。
###
関連記事
-
-
30Hzまでフラットなスピーカー
スピーカーでは低音にこだわる人が多いですね。私はどちらかというと中高音派なのですが。 私なら下
-
-
8~10cm向けバスレフ・エンクロージャー落札
またヤフオクでエンクロージャー(スピーカーの箱)を落札。 外形サイズ H300、W190、
-
-
Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 2017年版 特別付録:パイオニア製6cmフルレンジ・スピーカーユニット対応エンクロージュア・キット
Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 2017年版
-
-
DENON DCD-1510 動いた
DENON DCD-1510 はデノン(昔のデンオン;別ブランドはコロンビア)の CDプレー
-
-
stereo (ステレオ) 2013年 1月号 予約
stereo (ステレオ) 2013年 1月号 音楽之友社 2012-1
-
-
DVDプレーヤー Pioneer DV-353 逝く
昔の記事「DVDプレーヤー Pioneer DV-353 」で紹介したパイオニアの DVDプ
-
-
CHN-70 を新しいハコ(桜突板)に入れてみた
この前からバスレフ箱に入れて馴らしを続けていた CHN-70 を新しいハコ(桜突板)に入れて
-
-
LXA-OT3 2台セット 再販 6/30 まで
雑誌 Stereo の 2014年1月号の付録小型デジタルアンプ「LXA-OT3」の再販もな
-
-
Pioneer LD プレーヤー(レーザーディスクプレーヤー) CLD-Z1
単なる思い出話です。 昔、Pioneer の レーザーディスクプレーヤー CLD-Z1
-
-
音場型スピーカーの最大の欠点
15年前に音場型スピーカー「スリムドカン」というのをつくりました(下図)。 スリムドカ
- PREV
- シャープ1ビットデジタルアンプ SD-AT1000(2)
- NEXT
- 女と男