【FX】 NR7
公開日:
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最終更新日:2023/08/27
マネー
プライスアクションの中の一つに NR7 というものがあるようです。
NR7 とはナローレンジを意味し、7本目のローソク足の値幅がその前の 6本のローソク足の値幅よりも最も小さいことを意味します。
三角フラッグと似たような値動きで、収縮を意味し、この後ブレイクアウトの可能性が高くなります。
NR7 の詳しい説明はこちら⇒NR7とは?トレード手法とNR7対応チャートを解説!
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もともとは日足を使うようですから、ようはこの1週間で最も値幅が小さい日ということですね。
こうなれば、この日の高値と安値にそれぞれ水平線を引き、次の日にそれをブレイクしたらついてくという戦略がとられます。
そんなにうまいこといくのかと思ったので、プログラムを作って検証しました。
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利確、損切りは明確になっていなかったので、ロスカット、トレーリングストップ(2種類)を加えました。
2023/8/1-8/26 ドル円 1万通貨 15分足の結果は
収益 250ドル、プロフィットファクター 2.98、勝率48.15%
ドル円以外でもそこそこ利益はでるようで、NR7 はたしかに有効なようです。
自動売買プログラム(EA)を作る側からするとエントリーに指標(移動平均線やオシレーターの類など)を一つも使ってないのは、非常に気持ち悪いのですが、「群集心理を表しているものなので有効」というわけなんでしょう。
まあ 1週間も相場が沈んでいったら そりゃ誰か爆発するし、それに乗っかる人もたくさんいるよね、ということなのかも。
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ちなみに NR7 のブレイク基準となるラインは高値と安値ですが、始値と終値にしてみる(NR7 の基準となる値幅も始値と終値の差にしてみる)と、なぜか収益が改善しました。
収益 369ドル、プロフィットファクター 3.02、勝率69.05%
ほかの通貨ペアでもこういう傾向が見られました。
たまたまかもしれませんが、それにしては結構改善度合いが大きいので、NR7 を使っている人はちょっと試してみてはいかがでしょうか。
たとえば、「高値か安値を越えたら一度にエントリする」のではなく、「終値を越えたら一部エントリ&高値か安値をその後に越えたら買い増し」とか。
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