新・貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する / 橘玲(2)
公開日:
:
最終更新日:2025/05/31
読書
以前の記事「新・貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する / 橘玲」の続きです。
日本国のやっている年金は、
- 破綻しない
- 払った金額より多くの金額がもらえる
というお題目があります。
破綻しない
年金制度が破綻しないという特性は、
- 徴収金額を増やす
- 支出金額を減らす
という2つの荒業によって担保されています。
たくさん取って少なく払えば、天下りの官僚に毎年数億円支払っても つぶれません。
これは ポンジスキーム(ねずみ講)などの詐欺と同じ理屈ですね、
「払った金額より多くの金額がもらえる」というお題目を撤廃すれば さらに制度は不死的となります。
払う側(国民)から見れば、「払った金額より多くの金額がもらえない」状況はすでに年金制度自体がおかしい(存在価値はない)となって、年金は破綻しているだろうと思うわけですが、運用する側(政府)から見れば、「働いているやつからむしり取って働けなくなったやつに分配する」機能さえ働いていれば年金という制度は有用(ホンネは天下りでチューチューできるのだから)だというわけで、両者の視点は全然違うわけです。
国会答弁などでは「年金制度の破綻」の定義を明確にしてから質問する必要があるわけですが、マスゴミはそのあたりはスルーして、財務省の代弁者となって国民を洗脳しています。
払った金額より多くの金額がもらえる
「払った金額より多くの金額がもらえる」というのは、この本の p202 あたりに詳しく書かれています。
一見、
- 国民年金では平均で2倍近くの支給が受けられる
- 厚生年金でも平均で2倍近くの支給が受けられる
となっているように見えます(いずれも平均寿命まで生きた場合)。
が、厚生年金の場合は掛け金の半分(=「会社負担」の分)はこの計算に含まれていないので、それを含めると1倍程度の支給しか受けられていないことになります。
これは厚生年金の利子がゼロということで、天引きされているが実際は増えていない、つまり単にお金が拉致されているだけなんですね。支給年齢までに死去すればそのまま没収です。
あ、国民年金では利回りはゼロではありません。足りなければ厚生年金のほうから補填されますので。
厚生年金は会社支給の分が上乗せされて返ってくるのでいいじゃないか、という考えもありますが、会社負担分の原資は人件費(つまり給料の一部)です。
給料になる前に第一段階の天引きが行われて それが「会社負担分」として年金に徴収されており、引かれた分の給料が決定してから 自己負担分が天引きされているということです。
国の年金は、保険会社の何歳まで支給という期限付きのものではなく、死ぬまでもらえるので、そこは優れた点です。
- 長生きのリスクに対応できる
- 長生きすれば支給額はその分増える
わけです。
長生きしないと支給額は減るわけなので、厚生年金の人は(国民年金の人も)なるべく長生きすることを考えることくらいしか対策はありません。
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