慢性の気管支炎
*
私は画像診断の所見によく
慢性の気管支炎
と書いたりします。 慢性気管支炎のことではないです。
*
慢性気管支炎 とは症候群名で、次のような定義があります。
持続性あるいは反復性の痰を伴う咳が少なくとも連続して過去2年以上、毎年3カ月以上続くもの
慢性気管支炎によく見る画像所見(気管支壁肥厚、粘液栓)があっても、症状が定義にあてはまらない場合があるので、「慢性の気管支炎」 とぼかして書いています。
画像診断のみをもって、「慢性気管支炎」という診断はできません。
咳や痰のある症例に限り、「慢性気管支炎の疑い」と診断欄に書くのであれば許されるとは思いますが。
もちろん、私の言う「慢性の気管支炎」というのは「慢性気管支炎」を含む(上位)概念です。
###
関連記事
-
-
遠隔画像診断事業 売上を3倍伸ばした私の方法
* タイトルはちょっと煽ってみました。^^; 答えはここにも⇒ 日中救急症例を受けられる体制
-
-
イーサイトのシステムの利点(3)
続きです。 イーサイトヘルスケアの遠隔画像診断システムの利点を紹介します。 前回と対象が変わ
-
-
遠隔画像診断で画像診断管理加算はとれません というか とってはダメです
遠隔画像診断で画像診断管理加算はとれません 今、我々の業界で話題になっているのがこれ。 今度
-
-
【お勧めサイト】 遠隔画像診断 UP TO DATE
* 放射線科読影医にお勧めのサイトとしてこちらを挙げさせていただきます。 ⇒ 遠隔画像診断
-
-
The iliac wing sign / 骨盤外傷のサイン
T2WI 前額断像[/caption] 上の画像は左恥骨体部骨折の症例の急性期の T
-
-
Grant’s Atlas of Anatomy, International Edition〈日本向けインターナショナル版〉
Grant's Atlas of Anatomy, International
-
-
遠隔画像診断ニュース20111128
遠隔画像診断ニュースを更新しました。 Viewsend さんの記事でシンクライアントということ
-
-
個人ベースの遠隔画像診断[2] / 専用システムを使う場合
「個人ベースの遠隔画像診断」という記事で、 お金のかからない遠隔画像診断法をご紹介しました。
- PREV
- 圧排と圧迫
- NEXT
- WindowsXP サポート終了