*

読影所見の書き方

公開日: : 最終更新日:2014/05/19 画像診断

読影所見の書き方は人さまざまです。

箇条書きがいいのか、そうでないのがいいのか。最近は箇条書きの人が多いかな。

英語で書くのか、全部日本語にすべきか、などは古くから議論されていて、最近は日本語に統一されていたようです。

所見も意見もごっちゃになっているとわかりにくいですから、それらは区別して書くべきですが、単なる個人の意見を不可侵の事実のように書いてしまう人もいます。

訴訟されるともめますよ~

私はなるべく箇条書き というか段落分け をして、項目別に所見を書き、その段落内でそれについての考察を書くようにしています。

結構抜け落ちているのが 「読む側の視点」 ですね。

読影医の中には

読み飛ばされると気分が悪いから
なるべくわかりにくいようにズラズラ書いて、
最初から最後まで読まないとわからないようにしている

という人もいます。

私の顧客は画像を専門としていない一般開業医の先生も多いので、ぱっと見て重要度がわかるようにある工夫をして、重要でない項目は読み飛ばしてもらいやすいように 考慮しています。

開業医の先生方は外来診察室で我々の書いたレポートを読むわけです。

おそらくその患者さんを目の前にしながら。そして待合室にいる多くの別の患者さんを気にしながら(迫り来る時間に追われながら)。

そういうときに、意味の分からない文章を首をひねりながら読むと、患者さんは良からぬ勘違いをするわけですね。

つまり、医師患者関係を悪くする(トラブルを引き起こす)可能性があるわけ。

だから、あせっているときでもパッと見て重要な所見、結論がわかりやすいこと が求められているわけです。

これは勤務している病院の外来患者さんのケースも同じです。

そこまで考えて明快な所見を書くようにしたほうがあなたの評価が上がります。

あ、重要な商売上の秘密を明かしてしまったかも。

###

関連記事

しちめんどくさい

2011.03.03(木)   レポーター 「どうもレポーターのやすきーです。

記事を読む

「画像診断クラウド研究会 in OSAKA 2013」のご案内

* お知らせです。 2013年2月2日、「画像診断クラウド研究会 in Osaka 2013

記事を読む

ばかげた遠隔画像診断システム(続き)

* 前回書いた遠隔画像診断システムですが、使用料金がかなり安いので結構導入されている方が多いも

記事を読む

医院開業コンサルタント

医院開業コンサルタントという商売があります。 テナント業者とつるんでいるのではないかと思うくら

記事を読む

画像診断を考える・新版 今春発売

* 名著『画像診断を考える』ですが、編者の下野太郎先生 からうれしい連絡をいただきました。

記事を読む

Crowned dens syndrome じゃない

以前このような画像が "crowned dens syndrome" の典型像として雑誌や書

記事を読む

遠隔画像診断料(保険における診療報酬)

質問が多いので解説しておきます(画像診断管理加算とは違うのですが、少し関連しているので混同しやす

記事を読む

放射線科読影医の報酬

放射線科の仕事量は数十倍のオーダーで増えています 私が卒業した四半世紀前は MRI はまだ世になく

記事を読む

遠隔画像診断での起業 じつは簡単

遠隔画像診断で起業というと、非常に難しい印象を持たれる方もいますが、 1 医師は他の業種に比べ

記事を読む

no image

放射線科医のためのポータルサイト

放射線科医のためのポータルサイト http://www.e-radfan.com/

記事を読む

今年欧州の熱波がすごい

いまさらのネタで恐縮ですが、今年 2026年の夏に欧州を襲っている記録

ブレンド3 アイスブレンド 粉(240g×12セット)【小川珈琲 ブレンド3】

京都の小川珈琲さんのコクのある味わいのアイス専用ブレンド。

国芳の猫

歌川国芳(うたがわ くによし、1798–1861)は、江戸時代末期に活

板間クモ膜瘤

よく、クモ膜顆粒と混同されている板間クモ膜瘤についての話です。

日産セレナ e-Power

息子が車を買い替えるとか。 今まで乗った Honda のフリードから

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑