読影所見の書き方
*
読影所見の書き方は人さまざまです。
箇条書きがいいのか、そうでないのがいいのか。最近は箇条書きの人が多いかな。
英語で書くのか、全部日本語にすべきか、などは古くから議論されていて、最近は日本語に統一されていたようです。
*
所見も意見もごっちゃになっているとわかりにくいですから、それらは区別して書くべきですが、単なる個人の意見を不可侵の事実のように書いてしまう人もいます。
訴訟されるともめますよ~
私はなるべく箇条書き というか段落分け をして、項目別に所見を書き、その段落内でそれについての考察を書くようにしています。
*
結構抜け落ちているのが 「読む側の視点」 ですね。
読影医の中には
読み飛ばされると気分が悪いから
なるべくわかりにくいようにズラズラ書いて、
最初から最後まで読まないとわからないようにしている
という人もいます。
私の顧客は画像を専門としていない一般開業医の先生も多いので、ぱっと見て重要度がわかるようにある工夫をして、重要でない項目は読み飛ばしてもらいやすいように 考慮しています。
*
開業医の先生方は外来診察室で我々の書いたレポートを読むわけです。
おそらくその患者さんを目の前にしながら。そして待合室にいる多くの別の患者さんを気にしながら(迫り来る時間に追われながら)。
そういうときに、意味の分からない文章を首をひねりながら読むと、患者さんは良からぬ勘違いをするわけですね。
つまり、医師患者関係を悪くする(トラブルを引き起こす)可能性があるわけ。
だから、あせっているときでもパッと見て重要な所見、結論がわかりやすいこと が求められているわけです。
これは勤務している病院の外来患者さんのケースも同じです。
そこまで考えて明快な所見を書くようにしたほうがあなたの評価が上がります。
あ、重要な商売上の秘密を明かしてしまったかも。
###
関連記事
-
-
非クラウド型遠隔画像診断のクラウド化
* 全く違うものだと思っておられる方も多いでしょうが、じつは非クラウド型とクラウド型ってのはそ
-
-
遠隔画像診断で画像診断管理加算はとれません というか とってはダメです(2)
* 今度の診療報酬改訂で、 「遠隔画像診断の企業を利用していると画像診断管理加算はとれません
-
-
イーサイトに似たクラウド型遠隔画像診断システム
* 世の中、物わかりの悪い人や文句ばかり言っている人がいないと、改善されません。 世界は
-
-
遠隔画像診断会社 バイト医師
武士の情けで、どことは書きませんが、ある遠隔画像診断会社の HP にこんなことが
-
-
所見の書き方 コンテクストについて
肺野では下葉背側に淡い濃度上昇が見られ、重力効果などを疑います。 縦隔・胸壁には特に異常は
-
-
椎体辷りについてのまとめ
椎体辷り症についてのメモ 辷りの方向は、下の椎体に対して上の椎体が前後どちらかに辷るかを示
-
-
遠隔画像診断の起業の心得その2
「勤務医根性を捨てろ」とお話しました。 「何時間勤務したから報酬はこれくら
-
-
spared lesion は間違い
* 脂肪肝で、周囲より脂肪浸潤の少ない領域が見られることがあります。 血管支配によることが多
-
-
放射線科読影医の報酬
放射線科の仕事量は数十倍のオーダーで増えています 私が卒業した四半世紀前は MRI はまだ世になく
-
-
Focal Periphyseal Edema (FOPE) Zone / 膝だけかと思ったら手首にもあるのね
高校生ラガーマン。 舟状骨近位部の骨折の患者ですが、橈骨の骨端線に直行する 2本の線状硬化
- PREV
- Romantic Music for Strings
- NEXT
- ブルーホール / 星野 之宣






