日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル / 橘 玲
![]() |
橘 玲 ダイヤモンド社 2013-03-14 売り上げランキング : 1424 |
*
そこらに転がっているエコノミストはほとんどがヒモつきで、給料(あるいは裏金)をもらっている団体に不利なことは言えません。 彼らは単なる手先ですね。
橘玲さんは作家ですからヒモはついていません。
作家ですが、以前から海外投資の会を牽引し、ある意味経済のプロ中のプロと言えます。
私は橘さんの意見にいつも感心して、その教えを守るようにしていますが、そのおかげで投資に失敗することはまずなくなりました。
*
さて、2013年夏現在、アベノミクスは絶好調に見えますが、実体経済が反応しないとどうなるかわかりません。 その後のシナリオを橘さんは下記のように分析されています。
- 楽観シナリオ アベノミクスが成功して高度経済成長がふたたび始まる
- 悲観シナリオ 金融緩和は効果がなく、円高によるデフレ不況がこれからも続く
- 破滅シナリオ 国債の暴落(金利の急騰)と高インフレで財政は破綻し、大規模な金融危機が起きて日本経済は大混乱に陥る
この本は、日本が国家破産に直面した場合に、どのような金融商品を活用してどうやって自分の資産を守ればいいのかということに対しての有効な方法が書いてあります。
海外投資の先達にしてエキスパートであるはずの橘さんは、日本国内で買える金融商品で十分な方法があると教えてくれます。 ああ、よかった!
*
1の楽観シナリオ、2の悲観シナリオの全期間にわたって普通預金が最強と書いてあります(特にデフレのとき)。
流動性があるので、何が起きても乗り換えられるからですね。
3の破滅シナリオの場合、
- 「第一ステージ」(国債下落、金利上昇)
- 「第二ステージ」(円安、インフレ、国家債務膨張)
- 「第三ステージ」(国債デフォルト、IMF管理下入り)
と、段階的にゆっくり順を追って進むといいます。
破滅シナリオ第1ステージまではやはり「普通預金が最強」とのことです。つまり、十分な流動性が大事ということです。
破滅シナリオ第2ステージ以降は(現在の時点から見ると)リスキーなワザが必要ですが、それらも日本にいながら行える(インターネットなら即座に)ようなので、大丈夫。
破滅状態の乱高下における具体的なノウハウはこの本にはあまり詳しくありませんが、そうなってから書かれるであろう具体策についての橘さんの続編に従えばいいでしょう。
*
とにかく経済オンチが一番ソンをします。
日本の金融機関が「オイシイ」話をもちかけて資産をまき上げにくるからです。
「オイシイ」のは彼らにとってであって、あなたにとってではないということを知る必要があります。
とにかく、橘さんの著作を読んで勉強するのがてっとり早いです。
*
【橘さんの著作】
どれもすばらしいです。
どれか一冊といえばこれかな。
![]() |
橘 玲 by G-Tools |
###
関連記事
-
-
タイタニア5 <凄風篇> / 田中 芳樹
タイタニア5 <凄風篇> (講談社ノベルス) 田中 芳樹 講談社
-
-
為替鬼のFX スキャルピング入門―7万5000円から始めて5000万円儲けた! / 津田英明
為替鬼のFX スキャルピング入門―7万5000円から始めて5000万円儲けた!
-
-
ジャズの教科書: 大人のたしなみシリーズ / 学研パブリッシング
ジャズの教科書: 大人のたしなみシリーズ (Gakken Mook 大人のたしな
-
-
仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること (講談社+α新書) / 鈴木貴博
仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること (講談社+α新書)
-
-
【FX】Hamster Scalper 1.5 という EA
今日は Hamster Scalper 1.5 という自動売買ソフト(EA)のお話。 だいぶ前
-
-
戦国考証おもしろ史談 / 稲垣 史生
戦国考証おもしろ史談 (新人物文庫) 稲垣 史生 新人物往来社 2009-09
-
-
2023-7-10 米国債券投資の方針変更について
以前の記事「2023/3/1 外国債券(既発債)続伸中」でも書きましたが、米国の国債(既発債)と社債
-
-
ポケット図解 超簡単ブログを1時間で作る本 / 中村有里
ポケット図解 超簡単ブログを1時間で作る本 中村 有里 秀和システム 2012
-
-
2024-8-16 日経平均フォロースルーデイか
昨日、「まだフォロースルーデーが出ていませんが、この分だと明日くらいに拝めるかもしれません。
- PREV
- 遠隔画像診断の起業で最も重要なポイントは最初の顧客
- NEXT
- Gold 金の幻想









Comment
[…] 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル / 橘 玲 […]