診断名・・・勝負してますか?
公開日:
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画像診断
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私が京大の医局に入局したときは、西村一雅先生がいらして、びしばし診断をあてておられました。
先生の所見は非常に簡潔ですが、診断は正確。
簡潔にして完結。
だから画像診断はとてもおもしろいものだと思いましたし、そこまでわかるようになりたいとも思いました。
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しかし、もしあのとき大学に西村一雅先生がいらっしゃらなくて、「所見はそこそこ書くが診断名をズバリと挙げられない」人しかいなかったらどうなっていたでしょう。
画像診断が退屈な仕事と感じられたかもしれません。
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他の大学はどうか といろいろ訊くと、結構 診断名をきちっと書かない流儀のところが多いようです。
それじゃ存在診断しかやっていないことになりませんか。
人間ドックでの仕事とあまり変わらないtのと違いますか。
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所見を拾い上げて、それらと頭の中の知識を融合させて、隠れている疾患をあばきだす。
そういう仕事をしたいと思いませんか?
面白いですよ。ゾクゾクします。ワクワクします。
面白いのに、それで食えるだけの報酬がもらえるのです。
幸せすぎてバチがあたりそうです。
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ということで、大学や大きな病院には先生のようなスーパージェネラリストを最低1人は置くことをお勧めします。
そういう人がいると、若い人はともかく みんなのやる気が違ってきます。
みんなの将来が明るくなります。好きなことで食っていけるから、ね。
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