韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書) / 宮脇 淳子

韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書) 韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書)
宮脇 淳子
扶桑社 2014-07-01
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★★★★★(爽快感)

モンゴルをはじめ東アジアがご専門の歴史史家 宮脇淳子先生の韓国時代劇に対する時代考証の本。

宮脇淳子先生の Youtube の歴史講座は魂が入っていてしかも面白いのでおすすめです。

韓国の歴史ドラマは李朝以外の時代のものは資料がほとんどないのでほぼ 100% ファンタジー。

『朱豪』や『善徳女王』、『広開土王』などがそれにあたります。

『太王四神記』は 200%かな。^^

なにも知識がないと韓国人も日本人も「こんな立派な歴史があったのか」と思わされてしまうのでご注意。

どこがどのようにおかしいかを、宮脇先生は痛快無比なメッタ斬りで論駁されています。

たとえばチャングム。

チャングム

チャングムという人物については、歴史書『李朝実録』における記述は 10箇所。

『李朝実録』は 1967巻もあるのに、そのうちたった10箇所で数行のみ。

名前しか出てこない身分の低い医女を主人公に壮大なホラ話を作ったものです。

  • 前身が料理人だったという話はすべてウソ。
  • サムゲタンも当時はまだなかった。
  • チェジュ島に流されたのもウソ。
  • 最後に高い位を与えられたというのもウソ。

まあ、それ以外もほとんどウソだらけなわけですが。

想像力はすごいな、と思いますけど。

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