SA/F80AMG+バックロード箱
公開日:
:
最終更新日:2016/03/18
オーディオ
前回紹介した「FOSTEX 8cmフルレンジ『FE83』向けのバックロードホーン型スピーカーボックス」に DIY製(サウンドアテックス取扱)の 8cm フルレンジユニット SA/F80AMG を取り付けてみました。
SA/F80AMG の取り付け穴の直径は 76mm推奨で、このボックス(73mm)には取り付けられないはずですが、ボックスの穴の実測は 74mm。
SA/F80AMG を取り付けていた箱も 74mm程度でしたのでいけると思い装着。
少し余裕があるくらいで、うまくはまりました。
めでたし、めでたし。
で、ここで終わるのもなんですので、ウンチクたれます。
バックロード箱の内部構造

私の購入したもの(8cm用)の内部構造はこうなっています。
長岡鉄男先生の D-10 を参考にしているとのことですが、かなり異なります。
D-10 「バッキー」
長岡先生設計の FE108Σ(フォステクス製 10cmフルレンジ) を標準ユニットとするバックロードホーン。180×370×580mm。

上記のような音道です。
バックロードホーンについて
バックロードホーンはユニット背面に空気室を置いて、そこから細いダクトが伸びており、このダクトの断面積が次第に大きくなります。
ダクトがまっすぐですと細長いアルペンホルンのようになってしまいますので、ダクトを折り曲げて長方形の筐体の中に納めます。
このため正確にはフォールディッド・バックロードホーンと呼ぶ人もいます。
- バスレフのダクトを外に出し(チムニーダクト)、それを次第にラッパ状に広げたもの
- 可変断面積の共鳴管に空気室をつけたもの
とも言えるかもしれません。
このシステムを作っているメーカーは最近はなく、以前に売っていたメーカーも少ないです。
そこで、自分でユニットと箱をチョイスして組み合わせるのが普通です。
組み合わせるユニットとの相性もかなりあり、どのユニットにも向く万能な箱ではありません。
しかし、うまくはまると 独特の音色 が得られます。
私は以前バックロードホーンの傑作 スワン初号機 を作ったことがあり(友人にあげましたが)、是非とも再び所有したいと思っていました。
スワン

スワン最終形態スーパースワンと故 長岡鉄男先生ですね。
ああ懐かしい。
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