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日本は世界1位の政府資産大国 / 髙橋洋一

公開日: : マネー, 読書

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高橋 洋一
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★★★★★(日本国民全員読むべし)

元・財務省官僚の高橋洋一さんが財務省の関わる悪事を暴露してくれています。

政府の純負債は言われている”負債”の 1/10程度

「日本の借金は1000兆円を超えた、だから増税だ」という財務省や彼らの息のかかったエコノミストの言を信じている人がいかに多いか。

正確には国の借金でなく、政府の借金ですね。

では政府の資産はいくらあるのかは財務省はあまり公表しません。

この本の書かれた時点の最新データ(2010年)で629兆円と世界最大を誇っています。負債は 1019兆円。

「でもまだ 390兆円の債務超過でしょ」、と言われる人もいますが、その後金融緩和で日銀に国債を引き取らせているので 2016年現在では純負債は 100兆円あまりになっているそうです。

日本の GDP は 500兆円以上あるので全く問題のない額です。国債を日銀に引き受けさせるか、最後の最後の手として増税すればすぐにでも返せますが、そもそも寿命のない政府は借金をいくらでも繰り延べできますから慌てて返す必要はありません。

ですから日本のクレジット・デフォルト・スワップは低く、マイナス金利でも国債の買い手があるわけです。

財務省のウソ

財務省が負債だけの金額を理由に増税するのは間違っているわけです。

財務省が純負債ではなく負債だけの発表にとどめるのは、国民の危機感をあおり増税に持ち込むため

では政府の資産を財務省が公表したがらないのはなぜか。

彼らが天下りを増設するためにこっそり使いたいからだ、と高橋さんは教えてくれます。

それ以外にも財務省の関わったこれまでの所業についても暴露。

とにかく財務省のウソに丸め込まれないようにこの本で理論武装してください

増税(特に二度目の消費増税)は全く不要であるということが理解できるでしょう。

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