視床は基底核ではありません
諸説あれど、一般的には・・・
狭義の大脳基底核=被殻、尾状核、淡蒼球
広義の大脳基底核=被殻、尾状核、淡蒼球、視床下核(、黒質、前障)
線条体=被殻、尾状核
レンズ核=被殻、淡蒼球
*
要するに、視床は基底核には含みません。
視床は間脳由来であり、起源の異なる大脳基底核には含みません。
機能や由来がはっきりしなかった大昔に解剖学者が大脳基底核に含めていた黒歴史はあるようですが。
*
ということで、視床を基底核と呼ぶのはやめましょうね。
線条体とレンズ核の混同も恥ずかしいです。
線条体を線状体と書くのもなかなか恥ずかしい・・・
###
関連記事
-
-
画像診断報告書のコピペ
画像診断報告書でのコピペ ある患者さんの画像診断の過去のレポートを他の医師が書いていて、今回同
-
-
遠隔画像診断サービスの値段
* 遠隔画像診断サービスの診断料の価格設定ですが、 ほかより悪いかもしれないが、圧倒的
-
-
腰椎の圧迫骨折には T1強調画像を
* 腰椎のMRI は多い時で一日に 15件くらい見ていますが、高齢者に多い圧迫骨折の時期判定に
-
-
4列マルチスライスCTが安い!
未確認情報ですが、風の噂でどこかの病院が 4列マルチスライスCTを 1600万円
-
-
地方の中核病院の画像診断における医療崩壊
以前の記事(⇒ 画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(2) 地方の中核病院の場合)では、
-
-
臨床画像 2017年3月号 Q & Aでおさえる vascular imaging 最重要ポイント
こちらでバックナンバーが買えます(Fujisan.co.jp)臨床画像 2017年3月号
- PREV
- 【謎の円盤】 アメリカ
- NEXT
- これがクラシックだ―音楽入門決定版 / 諸井 誠