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猿屋形(ましらやかた)―鬼悠市 風信帖 (文春文庫)
高橋 義夫 文藝春秋 2007-05 売り上げランキング : 889683 by G-Tools |
★★★☆☆
「御隠居忍法」シリーズで私にはおなじみの高橋義夫さんの時代小説。
主人公は鬼悠市という大男。
表向きは無役の足軽侍だが、歴代藩主の菩提寺にある竹林で隠棲し、精緻な竹篭を編んで藩へ献上するのが仕事。
しかし、実際は隠密で、しかも剣の達人。
結婚は許されておらず、養子をとって家を存続させるという悲しい宿命。
*
この本はシリーズ4冊中の2冊目で、7編の短編が収められています。
東北が舞台で時代も江戸時代という逼塞した空気が漂い、扱った題材も哀愁あふれるものが多いですが、当時の人間に対する深い愛情がくみ取れて、味わい深いです。
残りの作品も読みたくなってきました。
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