音場型スピーカーの最大の欠点

15年前に音場型スピーカー「スリムドカン」というのをつくりました(下図)。

スリムドカンとは下剤の名前ではなく、スリムな土管という意味で、一番上につけたユニットから天井に向かって音が放射されます。

2本を部屋の隅にセットしておけば、どこにスピーカーがあるのかわからないけどすごく摩訶不思議な音場が部屋の中に創生されます。

スピーカーがあるのはわかるのですが、そのスピーカーが鳴っているように思えないのです。

この形状の元祖は Yoshii9(ヨシイナイン)という高価なスピーカー(下図)で、ほぼ同じユニットが入手簡単なため「それを水道管にセットしたらいいだけじゃね?」とみんな思うらしく、多くの人が似たようなものを自作しています。

Yoshii9 をつい造りたくなる現象をわたしは「ヨシイク造」と呼んでいます

で、これをひとつ作ったら「ヨシイクゾウ」衝動はすっかり消えてしまいました。

だって普通のスピーカー作ってそれを天井に向けて置いたら同じような音になることに気づいたからです。

普通のスピーカーは普通にも音場型にも使えるが、音場型に特化したスピーカーは普通の用途に使えない(ことが多い)のです。

じゃあ、普通のをつくりましょうということになり、今にいたっています。

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