*

使いにくい画像診断システム(続き)

公開日: : 最終更新日:2014/06/05 画像診断

現在、遠隔画像診断システムを6つ使用している私ですが、他にも簡易システムやら非常勤読影バイトで扱っている病院のシステムを加えると12ほどになります。

数からいくとおそらく日本一かも。

さて参照画像に後から矢印をつけられないシステム。 これが問題になるのは私の読影スタイルと関係があります。

1.全部画像を見て、異常のあるコマだけ切り取って参照画像として貼り付けます。

2.画像を全部見終わったら、参照画像を見ながら文章を組み立て、参照画像に矢印をうち、文章に「(図3矢印)」とか明記します。

後から矢印を追加したくなることは非常に多いです。

つまり参照画像をメモ代わりにしているのです。

訊いてみると案外多いですね、こういう人。

参照画像を貼った後に矢印が打てないと、最初から打つか、またビューワーに戻って該当画像を探さなくてはいけません。

文章を考えているときに別の余計な操作(画像の検索、貼り付け、整列)を強いられるわけです。

文章作成という左脳のお仕事中に、右脳的な画像操作を強いられるわけで集中が途切れます

クブラカーン!!(コールリッジのお話、ご存じ?)

これを作った人は使う人のことはあまり親身に考えていないことがよくわかります。

余計なことをさせるな。他人の時間を盗るな。

小さいことでも積み重なれば人生のムダです。

なまじっかイーサイトに似ている(似すぎている)から余計に腹が立つわけだが。

お兄ちゃんが優秀だと、弟はがんばってもちっとも評価されないモンです。

でも、このシステム、はたしてがんばっていると言えるのかなあ。

###

関連記事

no image

イーサイトのクラウド型遠隔画像診断システム 利点(1)

* イーサイトのクラウド型遠隔画像診断システムは Citrix Xen Server というサ

記事を読む

Grant's Atlas of Anatomy, International Edition〈日本向けインターナショナル版〉

Grant's Atlas of Anatomy, International E

記事を読む

プラスとマイナス

* 放射線科医のレポートでの話。 「肝嚢胞(+)」とか「悪性腫瘍(-)」とか書いている人がいま

記事を読む

非クラウド型遠隔画像診断を選ぶ理由が知りたい

「もう非クラウド型遠隔画像診断は使いたくない・・・その理由」を前回書きましたが、 ここ数年、新た

記事を読む

画像診断雑記の更新

【上位版】次世代型サイト作成システム「SIRIUS」   * SIRIUS

記事を読む

CT/MRI 所見 300件って

* だいぶ前にも書いたかもしれません。 以前の話なので、現状とはかなりかけ離れていると思いま

記事を読む

椎体分離症ではない

たまに「椎体分離症」とか「L4 椎体が分離し・・・」という表現を目にしますが、椎体分離症とい

記事を読む

no image

いい遠隔どっと混む

* 「遠隔画像診断で失敗しない起業」をご提案ということで作った e-enkaku.com です

記事を読む

no image

ふざけた画像診断システム

職業がらいろんな遠隔画像診断装置を扱っていますが、ある装置では 患者リストから患者を選択

記事を読む

個人ベースの遠隔画像診断[2] / 専用システムを使う場合

「個人ベースの遠隔画像診断」という記事で、 お金のかからない遠隔画像診断法をご紹介しました。

記事を読む

Windows11 どエラいエラー発覚

https://www.youtube.com/watch?v=7Tp

[FX] 新たな Tokyo Boxプログラム(2)

先日作製した Tokyo Boxプログラムは、少しずつ改良を加えていま

【FX】トレンドフォローの利確にシャンデリア エグジット

トレンドフォローの自動売買プログラム(EA)で、いつも困るのが利益確定

【FX】London Box というプログラム

昨日作った Tokyo Box は東京時間でできたボックスの高値、低値

[FX] 新たな Tokyo Boxプログラム

Tokyo Box(別名多数あり) シリーズは、 値動きの少

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑