メンバーの条件
*
テラークのルールとしては、他のメンバーに迷惑をかけないという常識的な不文律があるくらいです。あとは好きなようにしてください、ということです。
常識のない人は困りますので、一応メンバーの必要条件としては、
- まじめな人
- 実務経験10年以上(だいたいどの臓器も普通にこなせる)
- 自立心を持っている人
くらいでしょうか。
*
大学に長くいる人も2種類あって、臓器専門で大学での仕事はほとんどせず学会ばっかり行っている人と彼らの穴埋めをしている人に分けられます。
後者の方が実務能力が圧倒的に高いので、普段から過労死しないか少し気にとめています。
大病院にいる人も大学の場合とほぼ同じで、部長クラスや学会で著名な人は避けて、彼らの穴埋めをしている人で、燃え尽きそうな人がいないか気にしています。
あと、中規模以下の病院で「一人医長」で長年がんばっている人なども要チェックです。
*
実務経験が 10年に満たない若い人はどんどん仕事をして経験を積んでください。職場の人間関係が悪ければどんどん変わればいいだけのことです。
でも中堅クラスで大学人事の中に組み込まれていると、上の人間はどんどん仕事を押しつける、下の人間はなにかと頼ってくる、で逃げ場がありません。
*
彼らが燃え尽きそうになるのは周りの人間のズルさ(楽しようという気持ち)が一番の原因だと思います。
ただ、本人の視野も狭窄していることが多いです(私はこの世界でしか生きていけない、とか)。
他人に振り回されない生き方があるのだということにちょっと気づいてもらえれば、ずいぶん楽になるものです。
###
関連記事
-
-
医院開業コンサルタント
医院開業コンサルタントという商売があります。 テナント業者とつるんでいるのではないかと思うくら
-
-
遠隔画像診断のビジネスモデル
* 遠隔画像診断の模式図を作ってみました。 上段が従来のファイル転送型(非クラウド型)
-
-
画像診断メモノート更新しました 2014/11/12
2ヶ月ぶりに画像診断メモノート更新しました。 > 画像診断メモノート とりあえず、お知らせま
-
-
画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(2) 地方の中核病院の場合
前回はこちら⇒ 画像診断管理加算バブルの崩壊の影響 * 前回は、 常勤医のマンパワー
-
-
遠隔画像診断システムの選び方
* ご自分で遠隔画像診断プロバイダを立ち上げるにしろ、どこかの会社に雇われて自宅で読影にするに
-
-
非クラウド型遠隔画像診断のクラウド化
* 全く違うものだと思っておられる方も多いでしょうが、じつは非クラウド型とクラウド型ってのはそ
-
-
医局と系列病院と人間爆弾
* 病院の勤務医の話ですが、ちょっとした病院(大きな病院、公立病院など)であればどこかの大学医
-
-
個人で非常勤遠隔画像診断
* ちょっとヤバいタイトル(?)ですが、ちょっと前に、個人で遠隔画像診断を始めるにあたりお悩み
-
-
画像診断を考える・新版 今春発売
* 名著『画像診断を考える』ですが、編者の下野太郎先生 からうれしい連絡をいただきました。
- PREV
- テラークの経営方針
- NEXT
- 壺中天―諸怪志異2 / 諸星大二郎