医学ドラマ
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うちのカミサンもムスメも面食いで、ドラマはジャニーズが出ているかどうかだけで見るかどうか決めているフシがある。
それはそうと、先日のアイバチャンが出ていたドラマで、移植手術後の VIP患者が合併症を起こして、院長やら偉い医者があたふたしているところに呼ばれたアイバチャン先生、聴診器を取り出し、胸の音を聴き、
間質性肺炎を起こしている
あきれました。
あのねえ。 聴診していわゆる Velcroラ音 が聞こえたら間質性肺炎 というのは学生でも知っている初歩の初歩の初歩。 それをこの「高度先進医学センター」の院長先生らは全くご存じないのか? 患者が苦しそうに息をしているのに聴診器さえも当てなかったのか? どんな高度医療やっとんねん。 と思ってしまいました。
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まあ、それからこの手のドラマでは、医者がやたらに 「自分が医者だからどうこう」 とかいうセリフを吐き、ヘンに医者ということにこだわっていることに ものすごい違和感があります。
私も医者ですが、自分が医者だからなんてそんな当たり前のことは当たり前すぎて、一々意識しておりません。
医師でない一般人ばかりの場(中学校の同窓会とか)に行くと別ですが、特に医師ばかりの病院内では全然そんなこと思いません。
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普通の人が「自分は人間だから」とか「オレは人間だ」とか言わないでしょ。 言ってたら、「あいつおかしいのと違うか」とか「妖怪人間と違うか」と思われるでしょ。
医者という人がわざわざ 「おれは医者だ~」 と言っていたら、私は逆に 「あいつほんとうは免許持っていないのでは」と疑います。
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一般のサラリーマンの場合は勤務時間以外は仕事のことは全く忘れていられる方もいるようですが、医者は勤務時間以外でも医者です。 というか、一日中 医者として考えて行動します。
自分が医者だなどと わざわざ思いませんし、言いもしません。
そのへんが TV ドラマの原作者は全く想像できないんだと思います。
医者が原作者の話でも、 TV ドラマを作る途中で脚本家やカントクが勝手に脚色するのだと思います。
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