一生かかっても知り得ない 年収1億円思考 / 江上 治
一生かかっても知り得ない 年収1億円思考 江上 治 経済界 2011-01-25 |
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2011年発売。
年収1億円超のクライアントを50名以上かかえる(そのわりには数人しか例として出て来ませんが)ファイナンシャルプランナーが、顧客やメンターから学んだ「稼ぐための必要条件」を伝授してくれます。
- 「稼ぐ」マインドは丁稚奉公から生まれ、育つ
- 「強み」は自分の得意分野ではない⇒「強み」は自分で見つけてはいけない
- 「稼ぐ人」たちは自分と反対の性格の妻(夫)を選ぶ
- 売上をあげる、これが人間を一番元気にする
- 「稼ぐ人」の不変の法則は関係性と拡張性、そして一貫性
- 「利益をあげる人」と「会社を大きくする人」は実は全く違う
- スキルトレーニングで稼げない人は「稼げる人」に変わる
など、ごくごく当たり前のこと(ほかのビジネス書にも出てきます)が書いてあります。
ただ、一般のサラリーマンからすると当たり前でない点もあるかもしれません。
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「強みは自分の得意分野ではない」は、お客の欲しがらないものやスキルを持っていてもお金は入らないということです。
だから、「強み」は自分で見つけてはいけない。お客の欲しがるものをお客の立場で考えて自分が提供できるものを見つけないといけない、ということです。
これはどんな商売にでもあてはまりますね。
だから、「いいものを作ったら売れる」はダメ。お客のほしがるものを作れば多少品質が悪くても売れます。
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タイトルが1億円となっていますが、売上が1億円(例として出てくるのがだいたいそのクラス)という意味かな?
収入が1億円(できたら税引き後)だったらよかったのに。
まあ、あんまり変わらないかもね。
タイトルでなんらかの思い込みを持ってこの本を買うとガッカリします。
私はブックオフで 105円で買ったのでまあ満足したクチです。こんなもんでしょ。
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続編が出ています。
一生かかっても知り得ない 年収1億円人生計画 江上 治 経済界 2012-04-25 |
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