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のろわれた手術(オペ) 手塚治虫恐怖アンソロジー

のろわれた手術(オペ)―手塚治虫恐怖アンソロジー (角川ホラー文庫) のろわれた手術(オペ)―手塚治虫恐怖アンソロジー (角川ホラー文庫)

手塚 治虫

角川書店 1995-12

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★★★☆☆

『手塚治虫短編集(2)サスピション 』と似たような作品が並んでいます。事実、「新・聊斎志異 叩建異譚」は両者で重複しています。

同じシリーズの「新・聊斎志異 女郎蜘蛛」も収録。

「のろわれた手術」はブラックジャックから。

「蛾」はアイエル(I.L)から。

「妖馬ミドロ」はどろろから。

「寿命院邸の地下牢」は三つ目がとおるから。

他のものは独立した短編のようです。

さすがは手塚先生、どの作品も着想、展開のキレがすばらしいです。

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収録作品

  1. のろわれた手術
  2. 溶けた男
  3. 蛾
  4. 猫の血
  5. 妖馬ミドロ
  6. 怪談雪隠館
  7. 夜の客
  8. 新・聊斎志異 女郎蜘蛛
  9. ジャムポ
  10. 寿命院邸の地下牢
  11. 深夜の囚人
  12. 新・聊斎志異 叩建異譚

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手塚治虫短編集(2)サスピション

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手塚治虫短編集(2)サスピション

手塚治虫短編集(2)サスピション (講談社漫画文庫) 手塚治虫短編集(2)サスピション (講談社漫画文庫)

手塚 治虫

講談社 1999-05-11

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★★★☆☆

収録作品

  1. サスピション
  2. バイパスの夜
  3. 嚢
  4. こじき姫 ルンペネラ
  5. 山の彼方の空紅く
  6. 新・聊斎志異 叩建異譚

*

「サスピション」は3つの短編を合わせたオムニバス。

「バイパスの夜」はタクシードライバーもののサスペンス。

「嚢」は脳とかけてあるのでしょう。ブラックジャックっぽい哀話。

「こじき姫 ルンペネラ」は映画好きの冴えない予備校生陣内とランプの精のドタバタ・ラブ・コメディー。かなり長編です。

「山の彼方の空紅く」はオチが奇抜すぎて ついていけません。

「新・聊斎志異 叩建異譚」は他の文庫にも収録されている、聊斎志異風の志怪物語。

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SF・ファイブ / 手塚治虫

sf5_1 SF・ファイブ (Star comics)

手塚 治虫

大都社 1989-07

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手塚治虫の平成元年に発刊された短編集。

昭和43年~49年に発表されたものを収録。

題名から考えて 5篇かと思ったら6つの作品が収められています。

  1. 虎人境
  2. 三つのスリル
  3. ジャムボ
  4. 月世界の人間
  5. 黄色魔境
  6. 紐

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他の作品集に収められたものもあります。

ネタばれになるので内容には触れませんが、SF というよりは伝奇色の強い「虎人境」、「黄色魔境」や ジュブナイルSF的な「三つのスリル」、「月世界の人間」、サスペンスドラマ風「ジャムボ」、ユーモア説話の「紐」という印象です。

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人面瘡―手塚治虫怪奇アンソロジー / 手塚 治虫

人面瘡―手塚治虫怪奇アンソロジー (角川ホラー文庫)

手塚 治虫

角川書店 1998-12

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手塚治虫先生の短編集。今回はホラー編。 収録作は以下の通り。

  1. 「人面瘡」
  2. 「ドラキュラVSカーミラ」
  3. 「呪いの百円玉」
  4. 「深夜のヒトダマ」
  5. 「白縫」
  6. 「マネキン」
  7. 「処刑は3時におわった」
  8. 「白い幻影」
  9. 「生けにえ」
  10. 「新・聊斎志異 お常」
  11. 「四谷快談」

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「人面瘡」はブラック・ジャックのなかの一話で、ある男に人面瘡ができて、手術を依頼された BJ が切除するが・・・という話。

「ドラキュラVSカーミラ」はドン・ドラキュラのなかの一話。愛娘チョコラの母親が登場。

「呪いの百円玉」も『ブッキラによろしく!』の一編。全然怖くない。

「深夜のヒトダマ」、「新・聊斎志異 お常」くらいでしょうか、コワイのは。

「白い幻影」はほかのアンソロジーにも収録されています。

「四谷快談」も怪談ではなく、快談なので読後感さわやか。

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ガラスの城の記録 (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka) / 手塚 治虫

ガラスの城の記録 (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka) ガラスの城の記録 (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
手塚 治虫
秋田書店 1994-07
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これも手塚治虫先生のコミック。アキレタ秋田書店から。

表題作である長編1つを収めています。

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人間を冷凍保存して永遠の生命を獲得する、という装置を作らせ実行した大金持ちの一家の物語です。

その金持ちは息子の一人を生命維持装置のオペレーターとして残し、残りの家族を全員コールド・スリープさせました。

オペレーターの彼が 20年後長兄の一郎を目覚めさせますが、一郎は眠っている間に人間性を失い残忍な性格に変貌していました。

そして惨劇が始まります。

その後、2000年間眠っていた女ヒルンが現れて共鳴しあった 2人がどんどん殺人を犯していくのですが、ヒルンの存在はちょっと余分なような気がします。

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この作品も未完で、「現代コミック」に3ヶ月間連載されたものの、同誌が廃刊になり、2年後虫プロの「COMコミック」で1話が掲載されましたが、この雑誌も廃刊。

手塚先生は再開の意図はあったようですが、残念です。

結末は読者にゆだねられたということでしょう。

後味は悪いものの深く考えさせてくれる作品です。

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時計仕掛けのりんご―The best 5 stories by Osamu Tezuka / 手塚治虫

時計仕掛けのりんご―The best 5 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫) 時計仕掛けのりんご―The best 5 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)
手塚 治虫
秋田書店 1994-03
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1994年発売。

またまた手塚治虫先生の短編集。

なんと、あのアキレタ書店の秋田書店から。

次の5作品が収められています。

  1. 「ペーター・キュルテンの記録」(漫画サンデー、1973年)
  2. 「時計仕掛けのりんご」(週刊ポスト、1969年)
  3. 「カノン」(週刊漫画アクション、1974年)
  4. 「白い幻影」(女性セブン、1972年)
  5. 「最上殿始末」(漫画サンデー、1972年)

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人間の暗い側面を描いた「ペーター・キュルテンの記録」、軍のクーデターに巻き込まれた市民の混乱を描く表題作「時計仕掛けのりんご」、狡猾残忍で恐れられた戦国大名最上義光を題材にした「最上殿始末」など、少年漫画から大人向けの漫画へと脱却を図ったころの作品。

「カノン」は太平洋戦争を題材した佳作。

「白い幻影」はほかのアンソロジーにも収録されていますが、タイタニックの沈没事件のようなストーリーがいきなり始まります。最後のどんでん返しが見事です。

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緑の猫 手塚治虫名作集 (19) / 手塚治虫

緑の猫 手塚治虫名作集 (19) (手塚治虫名作集) (集英社文庫)

緑の猫 手塚治虫名作集 (19) (手塚治虫名作集) (集英社文庫)

手塚 治虫

集英社 1995-10-18

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これも手塚先生のコミック。105円でゲット。 いずれも雑誌「少年ブック」の前身の「おもしろブック」の付録で発表されたもの。

  1. 「緑の猫」(昭和31年12月号 おもしろブック)
  2. 「宇宙空港」(昭和31年10,11月号 おもしろブック)
  3. 「来るべき人類」(昭和31年8月号 おもしろブック)
  4. 「白骨船長」(昭和32年6月号 おもしろブック)

「白骨船長」はほかのアンソロジーでも読みましたが、ヒューマニズムあふれる名作ですね。

「来るべき人類」もほかの短編集に収録されていましたが、滅びた地球を金星開拓地の人々が再生させようという話。まだ移住の最初の段階にも達していないところで話は終わりますが、手塚先生はこの続編は考えてなかったのでしょうか。

他の2つも宇宙ものです。

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しかし、半世紀以上前にこれらの作品が描かれて当時の子供達(団塊の世代あたりか)はこういうものをいつも読んでいたわけですから、日本も発展するわけだと思います。

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新選組 手塚治虫名作集 (11)

新選組 手塚治虫名作集 (11) (手塚治虫名作集) (集英社文庫)

新選組 手塚治虫名作集 (11) (手塚治虫名作集) (集英社文庫)

手塚 治虫

集英社 1995-07-18

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またまた手塚先生のコミック。105円でゲット。

  1. 新選組
  2. 新・聊齋志異「女郎蜘蛛」
  3. 新・聊齋志異「お常」

の3作品を収録。

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長編『新選組』は雑誌「少年ブック」の昭和38年1月号~10月号に連載されたもの。

主人公はよく知った面々ではなく、創作された深草丘十郎という少年剣士。 友人 釜切大作とともに新選組隊士として成長していくわけですが、父の敵をうつ過程で、ある女性の父の敵になってしまう。

敵(かたき)という概念で延々と怨嗟の鎖が成長していく、そのむなしさをやっと悟った主人公は・・・

結末は書きませんが、この作品が 萩尾望都が漫画家になるきっかけを作ったとかいうのが驚きです。

これがないと、我々は『ポーの一族』も『トーマの心臓』も『コミック版・百億千億』も『スター・レッド』も読めなかったのね、と思うとすごい作品だと思います。

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『新・聊齋志異』は現代版の怪奇物語で、なかなかの秀作です。この本以外にもあちこちに収録されているので、読んだ人も多いでしょう。

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くろい宇宙線 手塚治虫名作集 (20)

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手塚 治虫

集英社 1995-10-18
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手塚先生のコミック短編集。

ブックオフで 105円コーナーにあったのと、読んだことのない作品だったので買いました。

この5つの短編は昭和31年9月年から32年7月にかけて、雑誌「おもしろブック」(後の「少年ブック」)の付録として描かれたもののようです。

次の作品が収録されています。

  1. 「くろい宇宙線」(昭和31年 おもしろブック)
  2. 「複眼魔人」(昭和32年 おもしろブック)
  3. 「恐怖山脈」(昭和32年 おもしろブック)
  4. 「狂った国境」(昭和32年 おもしろブック)
  5. 「荒野の弾痕」(昭和32年 おもしろブック)

手塚作品の中ではかなり無名なものと思われます。

いずれも少年向けに描かれたものですが、「狂った国境」は人類愛に満ちたすばらしいもので、これだけでもアニメ化して広く観てもらいたいと思いました。

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どついたれ 手塚治虫名作集 (21) /手塚治虫

どついたれ 手塚治虫名作集 (21) (手塚治虫名作集) (集英社文庫) どついたれ 手塚治虫名作集 (21) (手塚治虫名作集) (集英社文庫)
手塚 治虫
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昭和54年から翌年にわたって週刊ヤングジャンプに連載された未完の長編。

「手塚治虫名作集」としては最終巻になります。

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太平洋戦争終戦当時の混乱期の日本を書いた物語。

4人の主役級の登場人物がおり、1人はご自分がモデルだが、あとの3人は少々変わっており、昭和48年に虫プロが倒産し、その際に無償で支援してくれた3人の知人(葛西、津田、廣瀬の3氏)をモデルにしているとのこと。

当時の日本の惨状を伺うことができて、よくもこんな状況から復興してきたのだと感動します。

今の若い日本人(バブルも知らない)が方向性(というか上昇志向)を持てないのも、原点がないからではないかと思います。

若い人にはこういう時代がすぐ前にあったのだ ということだけでも認識してほしいものです。

その点からも このマンガが未完に終わった(当時の読者に不評であったため)ことが残念でなりません。

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地底国の怪人 手塚治虫 マンガ

地底国の怪人 (角川文庫)
手塚 治虫
角川書店 1994-11
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手塚治虫先生の名作。

表題作「地底国の怪人」のほかに「魔法屋敷」も掲載。

 

「地底国の怪人」は非難囂々の映画「コア」のように、地球の中心に向かっていくという荒唐無稽な話ですが、昔のマンガなので夢があっていいよね、と思います。

まあ、途中で話がそれてどんどんややこしくなっていくのは手塚作品の常ですが。

 

「魔法屋敷」のほうが面白かったりして。魔法使いの悪魔と科学者の戦いを描いた勧善懲悪物語です。

 

久々に(10年以上ぶりに)手塚マンガを読みましたが、やっぱり安心しますね。

 

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