Vifa TG9FD-10-04
公開日:
:
最終更新日:2018/12/06
オーディオ
8cmフルレンジの TG9FD-10-04 です。
Vifa は 今は Peerless に吸収合併されました。
ですからこのユニットも Peerless ブランドあるいは Tymphany ブランドでも売られています。
輸出先の国で取扱店(代理店)が違うのでブランドネームがまだ統一されずにバラバラなんじゃないでしょうかね。
もともとはデンマーク製です。日本に入っているものは台湾あたりで製造しているのでしょうか。
このユニットの振動板はグラスファイバーを混ぜています。そのためか紙臭さも金属臭さもプラスティック臭さも感じません。
最低一度は販売中止になったようですが、まだ売られています。現行のものはバージョン3 とか。
音はユーロトーンというのが評判でしたが、低音は豊かです。
私の持っているものはバージョン不明で、中高音に少しクセを感じますが、女性ヴォーカルもまずまず聴けます。
クラシック向けだと思っていたのですが、クラシックよりはジャズに合いそうな気がします。
ダブルバスレフの箱に入れ替えてみると低域はさらに立派となりました。うちのスピーカーは低音オバケなものが多いのであまり目立ちませんが、よその家に持っていくとたぶんビックリするはずです。
下はメーカー発表のユニット単体の周波数特性。100-200Hz が豊かなのが低音の表現力を表していますね。
じつに優秀なユニットです。
昔は 2000円くらいで売られていたときもありましたが、現在は在庫が 5000円くらいで売られているようです。
ライバルの SA-F80AMG と甲乙つけがたいですが、ダブルバスレフに入れた分、私は TG9FD-10-04 に軍配を上げます。
SA-F80AMG は短めのバックロードホーンなのが実力を発揮できていない原因かもしれませんが。
ダブルバスレフに入れた TG9FD-10-04ですが、さすがに諫山実生「恋花火」の花火の部分(約50-60Hz)は再生できないようです。
花火のドーンというあたりのスクリーンショットですが、スペアナのバーは左から 50、69、94Hzとなっています。
口径の大きな Alpair7 なら楽々再生できますけど、直径 8cm強だとこのあたりが限界かな・・・OM-MF5 だと結構鳴ったりしますけどね。
関連記事
###
関連記事
-
-
Jazzman J-01X スピーカー
以前、Jazzman J-01X というスピーカーについて書いたのですが、記事がなくなっていました。
-
-
TANNOY タンノイ スピーカー mercury m2 Cherry
Mercury m2 Cherry をヤフオクでゲット。5650円。 * タンノイはご存
-
-
stereo (ステレオ) 2012年 1月号 送料無料
LXA-OT1 stereo (ステレオ) 2012年 1月号 音楽
-
-
古いオーディオ雑誌を読む理由
最近、オーディオ雑誌の新刊は立ち読みするだけでほとんど買わなりました(付録のあるときは別)が、古い雑
-
-
モノラルアンプの価値
モノラルアンプというのはステレオアンプと違い、1つの入力を増幅して出力する増幅器です。 ステレオア
-
-
SANSUI AU-α607 MOS Premium 瀕死で A-N701 登板
* パイオニアのアンプ A-N701 が来たので聞き比べをしようと思ったら、メインのスピーカー
-
-
MJ無線と実験 2023年 2月号(通算1200号)
★★★☆☆ 「無線と実験」というハム無線とは全く関係のなくなった月刊オーディオ雑誌の通算1
-
-
【ヤフオク】OM-MF5 バックロードホーン 到着
片方のユニットにヘコミが3ヶ所あるとのことで、安くで落札できました(4200円)。 ユ
-
-
うちのメイン(?)オーディオシステム
* 変則的ですが、2組のアンプ、2組のスピーカー、3つの光学プレーヤーからなる自宅のシステ
-
-
ニアフィールドリスニングのススメ
スピーカーを近くで聴くのが 「ニアフィールドリスニング」 スピーカーを近くで聴くのが 「ニアフ