風魔山嶽党 / 高橋 義夫

風魔山嶽党 (文春文庫) 風魔山嶽党 (文春文庫)

高橋 義夫

文藝春秋 2000-09

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★★★★☆(面白かった)

高橋義夫さんの時代小説。

主人公は風祭小次郎という北条方の風摩衆という忍者の組頭。

風魔ではないところがミソ。

時代は戦国末期で秀吉の北条攻めの頃。

小次郎は合戦での働きから諜報活動まで上司の指示通りに働いているが、山中で死にかけの女を拾う。

死にかけの女は上杉方のくのいちであった・・・

それから敵味方入り交じっての戦いが繰り広げられる。

上杉以外に徳川方の忍者も加わり、小次郎は北条が滅んでからは最上に取り入ったりして、この三者の間であちらについてはこちらにつく、という絶妙なバランスを取りながら、故郷の風摩の里を焼き討ちにした犯人をあぶり出していく。

まあ、手に汗握る冒険活劇譚で内容も語り口も面白い。

ラストは意外にもハッピーエンドだがお見事。

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