知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 / 橘 玲 (5)
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読書
昨日の記事「知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 / 橘 玲 (4)」の続きです。
p172 に「国家に国民を保護する義務はない」と書いてあります。
我が国のことです。
日本人が危険な外地に赴いて命の危険を招いても、日本国は保護する義務はないとのこと。
えー、うそー、と思いましたが、大使館の主な仕事は
- 政治家の旅行手配
- 国際会議の日程調査
で、「国営旅行会社の現地事務所」のようなものと書いてあります。
海外旅行はどこの国に行こうと 危ない目にあおうと 自己責任が原則ということですね。
命の危険を伴う場合は国民の批判が高まるとまずいので大使館は介入せざるを得なくなるようですが、その場合も相手国に対して邦人保護を依頼することしかできないのです。他国では主権を施行できないから。
*
高校1年のときのクラスメートが地中海に面した大国で大使をしていますが、毎晩のパーティだけが主な仕事ではなかったのですね。^^
【関連記事】
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