[FX] しろふくろうさんの Easy Trade システムの EA化
公開日:
:
最終更新日:2023/07/23
マネー
『FXメタトレーダーで儲けるしろふくろうのスーパー投資術』という良書で紹介されている「しろふくろう(著者)の必勝システム」のうちの一つ「Easy Trade システム」について。
平均足を PAC(Price Action Channel)というものと組み合わせるのが骨子ですが、それに原法では TDI を組み合わせるところをしろふくろうさんは 4MTF-CCI と組み合わせています。
原法は Forex TDS という海外コミュニティサイトで発表された「synergy trading method」で、これについては以前の記事「[FX] Synergy Trading Method」について書きました。
今回はしろふくろうさんの改造案を加えたもの+アルファのお話になります。
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平均足はローソク足を改良したもので、平滑化してノイズを減らすという最大の特長があるため、裁量にも自動売買プログラム化にも非常に優れているメソッドの一つです。
PAC(Price Action Channel)は一般的にはレジスタンスラインとサポートラインに挟まれたチャンネルのことを言いますが、ここでは上限を高値の 5SMMA、下限を低値の 5SMMAとした特殊なものを指します。
しろふくろうさんは 15分足ベースで使い、15分足、1時間足、4時間足、日足の CCI(期間はどれも14)をフィルタに利用。
ちょっとやってみましたが、あまりうまくいかないので、1時間足ベースで使い、1時間足、4時間足、日足の 3つのマルチタイムフレーム CCI(期間はどれも14)をフィルタに使用しました(結果的には上位足の2本の CCI のみでも OKでした)。
結果
2021/1/1-2021/5/21 ユーロドル 1時間足 1万通過
メインウィンドゥに平均足と PAC、サブウィンドゥに 4時間足相当の CCI を表示しています。
ドル円、オージー円、ポンド円、ユーロフランで結構利益が出ます。ただし、どれも日本時間で 15時から16時までにエントリ時間を制限しないとほかの時間帯で損失が出てパーとなります。
この中ではユーロドルが一番です。
取引数17回、純益 196ドル、プロフィットファクター 5.27、勝率70.59%12勝5敗、最大ドローダウン 0.34%となりました。
ただ、あまりにも取引回数が少ないです。
それに後半の勝率低下がこれからすぐには利用できないという感じですね。
デモサーバーで試してうまくいきそうになるのを待ちますか。
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それにしても「日本時間で 15時から16時」というのが笑えます。
この時間帯はロンドン市場開催直前でロンドンの為替鬼たちが仕掛けてくる「魔の時間帯」だからですね。
一番価格が動きやすいですが、上下どちらに行くか、その後どちらに展開するかが読みにくい時間帯でもあります。
そこをこの勝率ですませてくれるとは非常にありがたいとは言えます。
まとめ
- しろふくろうさんの必勝システム(裁量トレード用)のうちの一つ「Easy Trade システム」を EA化してみた
- 1時間足にして、タイムフィルタをつけないとうまくいかないことがわかった
- CCI は 4つの時間足を使わなくても上位2つですんだ
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