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大前の頭脳 「産業突然死」時代を生き抜く知恵 / 大前 研一

公開日: : 最終更新日:2014/04/11 読書 ,

大前の頭脳 「産業突然死」時代を生き抜く知恵

大前の頭脳 「産業突然死」時代を生き抜く知恵

大前 研一

日経BP社 2009-07-09

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大前本です。

2005~2009年に連載したものをまとめたもの。 つまり、古いのですが、内容は今に通じるものが多く、すばらしい。

大前さんの思考プロセスがわかるので、参考になります。

統計数字から何を読み取るか という大前さんの思考法を理解すれば 応用がグングン利きます。

根本を理解すれば、これから起きる未曾有の危機でも 類推して対処することが可能です。

エピローグで書いておられますが、

社会科学と自然科学との違いは、物事の真実が分かってからのアプローチの違いである。 つまり、分かったことを実行に移す場合、人間集団にどう理解してもらい行動してもらうか、という部分においてソフトな考察、非線形思考、心理学、歴史、場合によっては手練手管などを使う点が異なってくるのである。

そして、

  1. 理系の人は物事の真実が分かるまでは得意で、それからのステップは学校で習っていないのでできないことがある。
  2. 文系の人は後半のステップが得意だが、前半部をなおざりにする傾向にある。

とおっしゃっています。

理を通さずに「なあなあ」で すますバカが どこの組織にも多いですが、たいてい文系では?

クイズ番組を見ていても 「ああ、こいつは文系だな」 とか 「こいつは理系だな」 とわかる時があります。

文系の人は知っていることしか答えられない。知らないと、まったく手も足も出ない。

理系の人は全く知らないことでも、知っていることにあてはめて 類推して回答しようとする。

ロザンの宇治原くんなんて典型的な文系でしょ。簡単な数字の暗算もできないしね。

脱線しましたが、今でもとても役に立つ本ですので、ブックオフで見つけたら 即お買い求めください。

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