日別アーカイブ: 2015年3月17日

バイトのほうが高収入

元ネタ> バイトのほうが高収入?これが医師の実態だ

四半世紀前に大学院生だったころの私は、その後勤めた某市民病院の倍の年俸を半数の勤務日で稼いでいました。

正社員よりバイトのほうが高収入なのは医師の世界では大昔から当たり前なんですが、今頃こんな記事がでるなんてね。

書いているのは、前野裕香さんという週刊東洋経済編集部記者。

*

この記事では大学病院の医師が薄給に泣いていると書いてあります。

記事のねらいは大学病院VSバイト医師のように持って行きたいようですが、大学病院でも上位の医師はバイトでひどく潤っています。

割の合わない(安い)バイトは部下に回し、中間の医師がソコソコのものを取り、割のもっとも合わないバイトが大学院生など研修医上がりの若いドクターに回ってきます。

ですから大学で泣いているのはバイトを回してもらえない立場の医師(研修医や つっぱっている助手など)。

*

あ、これも世間が誤解していることですが、大学院生は研修医を経て一般病院などで腕を磨いてからなるものですから、研修医>大学院生とは違います。

大学教員>大学院生>研修医>>>>医学生

ですね(例外もたまにありますが)。

医学生が最下位なのは彼らはまだ医師ではないからです。

*

民間病院の給与は「大学病院よりも3倍近く高い」

と書かれていますが、これはバイト代を除いての話。

冒頭で示した私の場合など、大学内での立場の弱かった大学院生(割のいいバイトは回ってこない)であったのに、時間効率を考えると、「大学病院は民間病院の3-4倍高かった」と真逆になってしまうのです。

大学院生って大学病院で働いている(私など教授の外来の代診をしたこともあります)のに大学病院から給料はもらえないのですよ。

それどころか逆に授業料を払っているのですヨ。

*

この記事でちょっと気になったのは、

一昔前はフリーの麻酔科医がたくさんいた。

と書かれていること。

最近減ったのでしょうか?

病院側が外科医の麻酔でことをしのぐようになり、高額なバイトの麻酔科医をわざわざ呼ぶこともなくなったのでしょうか。

まあ、そうなることは当時から予想されていたのですが。

###