日別アーカイブ: 2016年3月23日

FOSTEX FE107E+バックロードホーン完成

ヤフオクで 3800円で落札した箱(エンクロージャー)に 10cmユニットの FE107E を組み込みました。

FE107E  はFE103E の防磁バージョンですが、現在 FE103E は FE103En に進化。なのに FE107E は進化が途切れ販売終了となりました。

ケナフ繊維やバイオセルロースを使った紙の振動板で、メカニカル 2ウェイとなっています。

このシリーズ、買ったばかりの頃はカサカサの音ですが、エージングが進むと次第にしっとりとした音も出てきます。手持ちの FE107E は買ってからもう 5年近くにもなるのでそんなに嫌な音は出しません。

このシリーズの短所は 200Hz 以下がダラ下がりなこと。

バックロードに入れて

密閉箱で鳴らしていたときは低音が全く出ず、「甲子園球場のアナウンスには最適」と思ったものでしたが、バックロードだとさすがに低音が聞こえます。

でも、100~200Hz が落ちているという欠点は覆い隠せません。

今回のショートホーンのバックロードでも 100Hz以下の改善効果は大きいですが、100~200Hz の音圧を稼ぐのにはちょっと無理があったようです。

短めのダクトのダブルバスレフで 100-200HZ を重点的に補ったほうがよかったかも。

改善方法

  1. アンプのトーンコントロールで 200Hz 以下を盛り上げる
  2. 部屋のコーナーにおいて反射音で 200Hz以下を盛り上げる
  3. ZOBEL回路で中高域のレベルを下げる
  4. スーパーウーファーをあてがう
  5. ダブルバスレフの箱を試す
  6. スパイラルホーン(長岡鉄男 作 D-103 エスカルゴ)に入れる

 

などが考えられます。

あと、バックロードバスレフ、JSP方式などの変わり種エンクロージャーもあります。

個人的にはマルチバスレフというのも考案したのですが、試しておりません。^^

BOSE のスーパーウーファーは持っているのですが、ユニットがむき出しのものでないので、変な(無理した)ボヨーンボヨーンの低音しか出ず、使いたくありません。

かと言って、ユニットがむき出しの正統派スーパーウーファーは音はいいですが、でかくて邪魔ですもんね。

トーンコントロールで当面しのぎますか。

今のままでも

このユニットの一番の特長は中域の繊細さと美しさで、ヴォーカルはほんとうに絶品。

歌手が目の前にぐっと迫ってきて思わず生唾ゴックンものです。

鳥肌たちまくりです。

自宅にいても 小規模のコンサート(ライブハウスなど)に行っている気分になれる得難いスピーカーです。

関連動画

海外の人がこのユニットを大きなエンクロージャーに入れて Youtube で公開していました。

やはりヴォーカルの曲(不明)を選んでいますね。

もう一つ、今度はスパイラルホーンの例です。

ユニットが、FEシリーズとは別の FF シリーズの現行機種で FF105WK(これはなかなかの銘機ですゾ)でだいぶ感じが違いますが、200Hz ダラ下がりは同じです。

音を聴くと・・・おお・・・こちらが正解でしょうか。低音出てるじゃん。

スパイラルホーンはバックロードホーンに加えてバッフル効果もあるし、後ろの壁からの反射も加えられますからね。

にしても、スパイラルホーンは結構大きくなっちゃうので悩みます。

 

関連記事

FOSTEX FE103向けバックロードホーン箱落札

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オーディオマニアの盲点

クロックジェネレーター?

「デジタルオーディオでは原子時計のような正確なマスタークロックで読み出さないといけない」と言って、クロックジェネレーター(高価!)をありがたがる人がいます。

でも人間の時間分解能はそんなに高くありません。

神経の伝達は伝達物質による化学反応や物理反応(拡散の影響を受ける分子移動など)なので、1/100 セカンドクラスせいぜいミリセカンドまでのレベルでしょう。

その 1/1000 以下のナノセカンドクラス(周波数にして100万キロヘルツ以上)あるいはそれ以下の時間分別能力は人間にはありません。

というか、人間にはそんなクロックジェネレーターなどはありませんし、時間感覚も漠然としたもので、外界の影響を受けて刻一刻変化しています。

音の大きさの非線形性

大きな音が耳に入ればアブミ骨筋が反射的に収縮し、耳小骨の振動を抑制します。

マイクの振動板を抑えるのと同じことで、音量のみならず音質にも当然変化が生じます。

こういうことが起きてもたいていの人間は気にしておりません。

ナノセカンドクラスの違いを聞き分ける耳の持ち主がこんな大きなひずみを聞き分けられないわけはないはずですけど。

スピーカーでの変調

音がスピーカーから出ているとしましょう。

振動板が前に動いているときに発した音と 後ろに動いているときに発した音は ドップラー効果の分だけ基準よりずれているはずです。

低周波成分が多いときには振動板は大きく前後に移動しますよね。

高周波成分はその動いている振動板から分割振動などで出ているのです。当然ドップラー偏移を受けて周波数は狂うはずですね。

スピーカーを変えれば振動板のストローク量が違う分だけこのドップラー効果の大きさも違いますし、分割振動のレベルなども変わってきますね。

ナノセカンドクラスの違いを聞き分ける耳の持ち主がこんな大きなひずみを聞き分けられないわけはないはずですけど、あまり問題にしていない人もいますね。

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あと、マスキング効果とか、人間の精神状態による修飾とか、耳の感度の左右差とか、聴力の非線形性とか、もっと大きな要素もいっぱいありますね。

原音とは全く異なる変質したものを我々は聴いているのです。

私は以上のような”大きなこと”はあまり気にしないことにしています。同期クロックのような非常に些細なことはもちろんです。

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