*

日本の武器で滅びる中華人民共和国 (講談社+α新書) / 兵頭二十八

公開日: : 読書

日本の武器で滅びる中華人民共和国 (講談社+α新書) 日本の武器で滅びる中華人民共和国 (講談社+α新書) 兵頭 二十八 講談社 2017-01-20 売り上げランキング : 230 Amazonで詳しく見る by G-Tools ★★★★★ チャイナ共産党をたった10億円程度の武器で滅ぼすことができるという秘策が載った本です。 この本の前半では、トランプがつい先日明言するまでは日本には米国の核の傘は厳密には存在しなかったことが示されています。それにまずびっくり。 そして、尖閣諸島周辺には採算の取れる油田やガス田は実際にはないのだが、それは台湾の思惑が作った幻想ということも書かれています。この幻想のために尖閣周辺にチャイナの侵寇が始まったので迷惑な話であります。 後半では、ついにチャイナ共産党の息の根をとめる秘策(もともとはアメリカが考案)が示されます。 マレーシア、ベトナム、フィリピンなど、地政学的に中共の味方とはなり得ない(南沙諸島あたりでもめている)国々に対して、機雷やそれを敷設する超小型潜航艇を武器援助するのです。ついに彼らがキレてチャイナ沿海に機雷を敷設すれば、チャイナは海上封鎖されて石油の供給が 90%止まるため、チャイナ内部で石油の奪い合いが始まり、共産党を打倒する新戦力が各地に台頭する⇒結果的にチャイナは民主主義国に変質する というシナリオです。 こちらが機雷をまけばチャイナ側も潜航艇を防ぐための機雷をまくため、チャイナ沿岸は航行不能地域となり、一般の商船も海洋保険が適用されないため半永久的に海上封鎖となり、二度と経済的に各国を脅かす存在に這い上がることはできないというわけです。 機雷は1個20万円程度と安く、超小型潜航艇もピンキリですが、何億円もしません(数百万~数千万円で買えるもので十分)。 とにかくたくさんの人に読んでほしいですね。 マレーシア、ベトナム、フィリピンの人にも読んでほしいので、英訳してアパホテルに置いたらどうでしょう。

関連記事

東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる / 兵頭二十八 ###]]>

関連記事

「無印良品」ですっきり片づけるデスク整理法 / 柳沢小実

「無印良品」ですっきり片づけるデスク整理法 柳沢 小実 宝島社 2014-03-

記事を読む

世界大地殻変動でどうなる日本経済 / 宮崎正弘 渡邉哲也

世界大地殻変動でどうなる日本経済 posted with amazlet at

記事を読む

日本と世界がわかる 最強の日本史 (扶桑社新書) / 八幡和郎

日本と世界がわかる 最強の日本史 (扶桑社新書) 八幡 和郎 扶桑社 2017-

記事を読む

超ブルーノート入門―ジャズの究極・1500番台のすすめ / 中山 康樹

超ブルーノート入門―ジャズの究極・1500番台のすすめ (集英社新書) 中山

記事を読む

世界から追い出され壊れ始めた中国 各国で見てきたチャイナパワーの終わり / 宮崎正弘 (2)

★★★☆☆ 昨日の「世界から追い出され壊れ始めた中国 各国で見てきたチャイナパワーの終

記事を読む

5時間でわかる!KOSEI式ネット株 デイトレ&スイング 必勝法 / 石田 高聖

5時間でわかる!KOSEI式ネット株 デイトレ&スイング 必勝法 石田 高

記事を読む

経済で読み解く日本史 安土桃山時代 / 上念司 (2)

経済で読み解く日本史② 安土桃山時代 posted with amazlet

記事を読む

ネットワーク過剰防衛マニュアル / 網野 嵐

ネットワーク過剰防衛マニュアル 網野 嵐 秀和システム 2002-12 売り上

記事を読む

手塚治虫アンソロジー猫傑作集 (1)

手塚治虫アンソロジー猫傑作集 (1) (秋田文庫) 手塚 治虫 秋田書店 2

記事を読む

本当は恐ろしい江戸時代

本当は恐ろしい江戸時代 (SB新書) posted with amazlet

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Google Workspace はいかが?

Google Workspace というサービスは名前だけ知っていたの

Ryzen5 ミニPC 購入

また ミニPCをアマゾンで注文。 「インテルは逝ってる」ようなの

「pCloud」というクラウドストレージサービス

pCloud というクラウドストレージサービスが Youtube で紹

イラン・イスラエル戦争

イスラエルがイランを攻撃してから数日しか経っていませんが、イランは戦闘

SUV は嫌い

先日、愛車(2017年式)の点検に行ってきました。 半日かかるの

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑