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高材質音楽CD の欺瞞

公開日: : 最終更新日:2022/04/09 オーディオ

音楽CD(コンパクトディスク)というメディアについての話です。

プラスティック(ポリカーボネートが多い)で作られているあれです。

2006年にはプラスティックの代わりにガラス基板を用いたガラスCDが発売されました。音質がいいという噂でした。

2008年 CDの保護層(記録層ではない)に液晶パネル用ポリカーボネートを採用したスーパー・ハイ・マテリアルCDSHM-CD)が登場しました。音がいいという話でした。

その後、ハイ・クオリティCDブルースペックCD が発売されました。

え、なにが欺瞞かって?

CD からビットパーフェクトでデータを 100%完璧に読み取れているのなら、材質で音が変わるわけはないですよね。

書かれたデータをそのまま読むだけなんだから、材質が変わろうが同じデータ列が得られるはずなので、そのデータを処理して出てくる音は変わらない。

ところが、「音がよくなりますよ」とレコード会社(CD会社)が言うということは「今までの CD では正しくデータが読み取れていない」と自らゲロしていることになります。

つまり、「今まで売っていた普通の CD は不良品ですよ」と言っているわけです。

「今までの CD でも正しくデータが読み取れているので、材質を変えても同じデータが読み取れるだけなので音は変わらない」

と思っている人もいるのではないでしょうか。

さあ、どちらが正しいのでしょうか。

答えは「今までの CD では正しくデータが読み取れていないこともある」。

だから「材質を変えたら正しい読み取りが増える可能性がある(減る可能性もある)」は正しいのですが、

「データの読み取り方法を変えれば普通の CDでも正しい読み取りが行える」ということをレコード会社(CD会社)は知っているのに言わないのですね。

今までの普通の CD では正しくデータが読み取れていないのはなぜかというと、民生用 CDプレーヤーが CD-DAモードで読み取っているため

このモードでは音切れを防ぐために読み取りミスをすれば補間してデータ欠落を埋めます。でも補間したデータが正しいデータと同じものとは限りません。

パソコンでリッピングすると CD-DA モードではなく、通常の CDデータモードで抜きますので正しいデータしか読み取れません(全く読めないときはエラーを出して読み取りを終了する)。

通常の CDデータモードというのは音楽CD 以外のデジタルデータを扱う通常のモードで、このデータがプログラムコードだったら1ビット読みそこねてプログラムが暴走する可能性があるので、1ビットたりとも不正確には読み取りません。

つまりビットパーフェクトで読み取れるか全く読めない(エラー)かの2通りしかないのです。

CD-DAモードを使っていると、ビットパーフェクトで読み取れない部分は適当に補間しながら読んでしまい、どこを補間したかはログをとっていないのでわからないのです。

高材質CD では CD-DAモードでの読み取りミスを減らす可能性はあります(CDデータモードでは変わりません)。

高材質CD に買い替えるよりパソコンでリッピングするほうがより正しくデータを読み取れますし、お金もかかりません

ということで、好きなディスクはリッピングしてから聴く私のような人間には高材質CD 自体が全く不要です。

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