奴隷船システム
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たとえ話なので、笑い飛ばしてください。
ビジネスモデルの話・・・じゃないかもしれませんが・・・
たいていの巨大な組織は船主と船長、奴隷から成っている
奴隷たちはせっせと働いても過労死するだけですので、働く意欲はありません。
しかし、ここに船長は巧妙な仕掛けをつくりました。それは、
がんばれば奴隷頭(どれいがしら)になれる
というものです。
船長は船主から任命された人間。まれに奴隷上がりの人がなります。
奴隷頭は奴隷の中から船長が選びます。ほんとうは船長が私利私欲で恣意的に選んでいるのですが、「がんばれば船長が目をかけて奴隷頭になれる」という幻想を与えることができるのです。
実に都合のいい制度です。
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たとえ話なので、笑い飛ばしてください。
大企業では、
- 船主=大株主
- 船長=現経営陣(雇われ社長)
- 奴隷=社員
- 奴隷頭=社長の太鼓持ち
となりますかね。
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たとえ話なので、笑い飛ばしてください。
大学医局では、
- 船主=教授会
- 船長=各科の教授
- 奴隷=医局員
- 奴隷頭=教授のお気に入り
となりますかね。
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奴隷頭は全く働きません。
彼はこの組織の中では勝ち組です。 いくら奴隷が文句を言ってもびくともしません。 船長が替わるまでは安泰です。
でも、船長が次の代に替わるとたいていは大海原に放り込まれてサメのエサになってしまいます。自分では泳げないので。
泳げたとしても、いっしょに放り込まれた奴隷たちによってたかってボコボコにされて、結局海の藻屑となりはてます。
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たとえ話なので、笑い飛ばしてくださいね。
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