「努力は報いを受ける」ことも
公開日:
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医療
昨日の記事” 「努力は必ず報われる」は間違い ”で書き忘れたのですが、努力の方向自体が間違っていると、正の評価ではなく負の評価になります。
努力が評価されるのは正の結果(成果)を伴ったとき
会社の場合ですが、その人を雇うのには目的があるわけです。
目的もなしにコストのかかる社員を増やすことはありません。
ですから、その人を雇った目的に添う結果を出せない人には会社は給料は出しません。
その目的にかなった別の人を雇うだけです。
いくら、私は私なりにがんばっていると主張しても通りません。
こんな例がよくあります
私は病院しか勤務したことがないので病院での伝聞になりますが、ある科に医局から赴任した医師が働かない・・・
高名な私がこんな場末の病院に来てやったのだから いるだけでありがたく思え
と思っているのか。
規定の仕事はせず、自分の専門の仕事や興味のあることしかしない。
しかも、専門が狭いものでほとんど仕事がない。
多いんですよね、こういう給料泥棒。
「あなたを雇った目的を果たしてくれないと給料は出せませんよ」と言えばいいのですが、そんなことは考えたこともないご様子。
結局、医局の教授に直訴して”交換”してもらうことになります。
結論
”定められた結果”を出してようやく”当たり前”。
それを越えて初めて評価される。
定められた結果を出せなければ ”負の評価”。イエローカードです。
努力は結果を出すためにする ”やって当然のもの”。
で、努力の方向が間違っているのは論外。
吹雪の中やっと登頂に成功したと思って横を見ると、登るべきのは隣の山だった、というCMがありましたっけ。
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