リトル・フォレスト（夏秋冬春）
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★★★☆☆（じわじわ来ます）
月刊アフタヌーンという雑誌で連載されていた漫画をもとにした実写映画。
作者である五十嵐大介が岩手県衣川村での生活をもとに、主人公を若い女性に置き換えて山村の暮らしを主に手作りの食事にスポットをあてて丁寧に描写しています。
特に大きな事件はなく、日々の暮らしが訥々と描かれており、好感が持てます。
主演は橋本愛。
里山の暮らしは毎日同じようで退屈なんじゃないかな と観る前は思い込んでいたのですが、東北だからか季節による差異が圧倒的で、最後まで惹きこまれてしまいました。
＊
主人公の友人であるユウ太（三浦貴大が演じている）は、「都会人は食べるものも他人に殺させておいて、殺し方に文句をつけるので嫌いだ」と言います。
私も「この肉かたーい」とか言うバカがいると「肉になってくれた牛に謝れ」と腹立たしくなるタチなので、よく共感できます。
ついでだから言いますが、仔牛の肉だとか仔羊の肉などを好んで食べるヤカラは、その母牛や母羊の顔を思い浮かべながら食べてくださいね。
「私のような者がいるからあなたたちの可愛いわが子が殺されるのよね」というきちんとした自覚を持って食べてもらいたいと思います。
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