CDプレーヤー考
世の中のオーディオオタクの中にはセパレート式 CDプレーヤーなどを使ったり、ばか高いクロックジェネレーターなどを使って悦に入っている人がいます。

通常の音楽CD再生
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でも、音楽を再生しながら音を聴いていると、スピーカーからの音楽がレーザーピックアップの信号読みとり過程を阻害して、読みとったデジタル信号にエラーが混入しやすくなります。
もっとも繊細な作業をしている最中にスピーカーから振動をくらうわけです。
いくらそのあと DAコンバーターに正確なクロックを供給しても、ク●まみれのデータでは不正確な音楽しか再生できません。
残留放射能の高い地域にわざわざ住んで、防護服を着て日常生活をしているようなもの?
これは いくらお高いセパレート式 CDプレーヤーでも解決できません。
クロックジェネレーターとかにこだわる 超・超・超・超神経質な人がそのへんがアバウトなのは笑えます。
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解決法は簡単。
聴いているときにCDから信号を拾うと、スピーカーからの音のみならず、突発的な地震、屋外からの雑音(近くにオスプレイが落ちたときも含む)などの振動もデジタル信号を汚しかねませんよね。
ですから聴くときにCDが回っていなければいいわけです。
音楽を聴いていないときにレーザーピックアップを働かせて デジタル信号をゲットしておくだけのこと。
振動のない状態で、あらかじめデータを読み出して正確なデジタル信号を、メモリ(まあ、ハードディスクでもいいんだけどディスクが回転しているので万全とは言えませんね)にファイルとして保管しておくのです。
聴くときにはそれをDAコンバーターに放り込んでやればいいだけです。
そうしたら正確なクロックも生きようってもんです。
要するにパソコンに 音楽データを抜いて保管しておけということです。パソコンを持っていたらフリーソフトでできますよね。
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自分は最先端だと思っているマニアも じつは最北端だったりするんです。
ある意味ほほえましいですね。
メーカーのいいカモにならないように、ちょっと電気のことを勉強して アンプなど自作してみるといいかも。
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ちなみに私は小音量派ですし、細かいことにこだわらないほうですので、普通のCDプレーヤー(やDVDプレーヤー)で楽しく音楽を聴いています。
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