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ワサビの日本人と唐辛子の韓国人 (祥伝社黄金文庫)
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★★★★☆
呉 善花(オ・ソンファ)さんの平成9年に出版した『ワサビと唐辛子』を文庫化したもの。
済州島に生まれて 27歳から日本在住となった呉 善花(オ・ソンファ)さんの日韓比較文化論。
じつにいいところをついています。
日本の社会は非イデオロギー社会
日本人はイデオロギーをそのまま受け入れることを拒む。
伝統的な常識に照らし合わせて受け入れられるところは受け入れ、できないところは受け入れない。
原則の扱い
原則はあるが、あくまで建前であって、原則を厳守しようとはしない。
むしろ簡単に変えることができる(欧米や中韓では原則は厳守するのが普通)。
葬式の違い
儒教では個人の魂の救済はなされない。韓国ではこの部分は巫俗やキリスト教が補ってきた。
日本の葬式は儒教から入ったものであるが、仏教の中に取り込まれている。
日本の治安の良さは差別を生む階級がないから
一億総中流の意識が、ほかの国では深刻な階級間の軋轢を発生させていない。
中間層を富ませている原因は社会のムダ(公務員が多い、建築業者が多いなど)。これらのおかげで失業者が少ない=貧困層が少ない。
職業に貴賤がない
職能工を匠としてあがめる文化がある。
権力を分散する
天皇と幕府、というように権威と権力(あるいは祭と政)を分散してバランスをとることが普通にできる。
他の国では王や皇帝が両方を掌握するのが普通。
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いや今回も目からウロコがいっぱい落ちました。
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