封印された中国近現代史 / 宮脇淳子


★★★★☆

亡き岡田英弘氏の妻である 宮脇淳子先生の著書。

今回もファクト満載で、中国史というかシナ史をぶったぎっておられます。
こちらの頭もすっきりします。

現在の中国が主張しているシナ史はウソばかりですが、それは中国にとって歴史はすべて政治利用すべきものという認識があり、事実とは無関係という立場だからと明快に解説されています。

  1. 中華民国は 1912年1月1日に建国(成立)しました。
  2. 現在の中国(中華人民共和国)は 1949年10月1日にできました。

この2つの「中国」以前には「中国」という言葉も概念もなかったのです。

ただ、清末に「中体西用」という言葉ができました。
これは西洋の軍事を取り入れて「中」を強くするのだが、体(中身)は「中」のままだよという意味。この「中」は「中国」という概念を表している可能性がありますが、あったとしても清の宮廷でのみ使われただけで、平民まで広まった概念ではないです。

ということで、清以前のシナ(チャイナ)の王朝を「中国王朝」とみなすのは間違いです。
ゆえに「中国には●千年の歴史がある」という言葉は間違いで、「中国 77年の歴史」が正しいわけです。
台湾の方に言うときは「中国114年の歴史」になりますが。

「遣隋使や遣唐使の時代に俺達にお世話になっただろ」と言われても、「中国」にお世話になったわけでも、「中国」に朝貢したわけでもないです。
そもそもあの方(隋、唐)たちは鮮卑族ですし。

田中角栄が「日中国交正常化」したという言葉もおかしいのです。
それまで 1949年10月1日にできたばかりの中国とは国交が一度もなかった。
ないものを正常化するってどういうこと?
日中国交が初めてできたわけなので「日中国交樹立」でいいわけです。

ということで、マスゴミの使っている言葉にもいろいろウソが混じっており、こちらもいつのまにか洗脳されているわけです。
洗脳を解きたい人はお読みください。

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