日別アーカイブ: 2014年2月27日

棘状筋は棘上筋じゃない、棘状筋なんてない

肩関節の画像診断報告書を見ますと、ときどき棘状筋と書いてありますが、そんな筋肉ありましたっけ?

 

棘上筋

棘上筋 musculus supraspinatus は存在します。

この筋の腱が肩腱板を構成する主要な腱ですから、ご存じですよね。

 

棘筋

棘筋 musculus spinalis は脊柱起立筋の3つのうち、最も内側の筋です。

要するに、棘突起の両側に接する左右一対の筋です。

 

棘状筋

誤用ですね。

棘上筋の間違いか、棘筋の間違い。

そもそも、 トゲのような筋肉ってどんな筋?

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線条と線状

よく画像診断報告書に 線条瘢痕 と書いてあることが多いのですが・・・

線条と線状の違い

 

  1. 線条:【名詞】 線 すじ
  2. 線状 :【形容動詞】 線のような 線のように細長い

 

であり、両者は全く違います。

線状瘢痕は正しい用法ですが、線条瘢痕は「すじ である瘢痕」 あるいは 「線条によってつけられた傷が瘢痕となったもの」 となって、すじ でないものを含んではいけないでしょう。

だから、線条瘢痕はまず使わない言葉と思います。

 

線状瘢痕と線条痕

線条瘢痕ではなく、線条痕 という言葉もありますが、銃の銃身内の螺旋状の線条 によって、銃弾につけられたキズのことです。

一般の医学用語じゃないです。法医学用語です。

直線状のあとではありません。単に、線条(銃身に存在)の痕(弾丸に存在)ということです。

 

線条体と線状体

解剖学的名称の線条体(被殻+尾状核)を「線状体」と書くのは誤りです。

線状体などという解剖学名称は存在しません。

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