悪の会計学 / 大村大次郎
公開日:
:
読書
★★★☆☆
タイトルで言うほど悪辣なことはまったく載っていません。
小さな会社がいかに節税するのがよいかという本で、脱税はやめなさいという、至極まっとうな本です。
著者はいつもの大村さんで、国税局に以前勤めておられました。
税金を取る側の立場から書かれているので、比較的確実なことが載っています。
税金を取られる側の企業経営者とか税務コンサルタントの立場で書かれた本は、ほんとうに大丈夫か、と思うものも多いのですが、取るほうがこれはOKと言えば納得できます。
おもしろいなと思ったのは社長ひとりの会社であっても社員旅行が認められるそうです。
視察目的と言えば海外旅行もできてしまいます。
いつもと違う確定申告書ができた年はどうしてそうなったか備考欄にたくさん書いておくと、税務調査を受ける確率が下がるとか、なかなか役立ちそうです。
関連記事
- やってはいけない相続対策 (小学館新書) / 大村大次郎
- 税金の抜け穴 国民のほとんどが知らない納税で「得する話」「損する話」 (角川oneテーマ21) / 大村大次郎
- お金に好かれる極意 (祥伝社新書) / 大村大次郎
- お坊さんはなぜ領収書を出さないのか (宝島社新書) / 大村 大次郎
- 税金を9割安くする決算期直前の裏ワザ―元国税調査官が明かす決算期ギリギリの節税策 / 大村 大次郎
- 給料が増えて会社もうるおうボロ儲け経営術 / 大村 大次郎
- あらゆる領収書は経費で落とせる / 大村 大次郎
- 税務署が嫌がる「税金0円」の裏ワザ / 大村 大次郎
###
関連記事
-
-
ヒゲオヤジの冒険 / 手塚 治虫
ヒゲオヤジの冒険 (河出文庫―手塚治虫漫画劇場) 手塚 治虫 河出書房新社
-
-
新版 戦国史新聞 / 戦国史新聞編纂委員会
★★★☆☆ 新聞形式 前回の記事「三国志新聞 」と同じ出版社の日本文芸社から出ています。
-
-
ターナーの短期売買革命――新株式市場を攻略する全テクニック / トニ・ターナー
ターナーの短期売買革命――新株式市場を攻略する全テクニック (ウィザードブックシ
-
-
ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ 2 日本人が知らない101の疑問 / 茂木 誠
★★★☆☆(すばらしい) 以前の記事「ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない
-
-
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか / 加藤嘉一
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書) 加藤嘉一 デ
-
-
日本史真髄 (小学館新書) / 井沢 元彦
日本史真髄 (小学館新書) 井沢 元彦 小学館 2018-08-03 売り上げ
-
-
激動する世界経済! こうして突破できる日本経済 (WAC BUNKO 219) / 宮崎正弘 渡邉哲也 (2)
激動する世界経済! こうして突破できる日本経済 (WAC BUNKO 219) 宮
-
-
新・貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する / 橘玲
★★★★☆ 橘玲(たちばなあきら)さんの新作。 旧作の書き直しなのですが、両者の間に
-
-
気象のしくみ―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-) / オリンポス 村松照男
気象のしくみ―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-) オリンポス 村松
-
-
もう、この国は捨て置け! ー韓国の狂気と異質さ / 呉 善花, 石 平
もう、この国は捨て置け! ー韓国の狂気と異質さ (WAC BUNKO) 呉 善花







