悪の会計学 / 大村大次郎
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読書
★★★☆☆
タイトルで言うほど悪辣なことはまったく載っていません。
小さな会社がいかに節税するのがよいかという本で、脱税はやめなさいという、至極まっとうな本です。
著者はいつもの大村さんで、国税局に以前勤めておられました。
税金を取る側の立場から書かれているので、比較的確実なことが載っています。
税金を取られる側の企業経営者とか税務コンサルタントの立場で書かれた本は、ほんとうに大丈夫か、と思うものも多いのですが、取るほうがこれはOKと言えば納得できます。
おもしろいなと思ったのは社長ひとりの会社であっても社員旅行が認められるそうです。
視察目的と言えば海外旅行もできてしまいます。
いつもと違う確定申告書ができた年はどうしてそうなったか備考欄にたくさん書いておくと、税務調査を受ける確率が下がるとか、なかなか役立ちそうです。
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