イーサイトのシステムの利点(3)
続きです。
イーサイトヘルスケアの遠隔画像診断システムの利点を紹介します。
前回と対象が変わります。
診断機器をお持ちの開業医の場合、装置の稼働率を上げたいが、なかなか上がらないのではないでしょうか。
それは、自分の専門分野にしか使っておられないからではないでしょうか。
たとえばMRIをお持ちの整形外科開業医の場合、常連の患者が頭痛や腹痛を訴えたときに撮影しても読影ができなければ訴訟のネタを作るだけになってしまいます。
たとえばCTをお持ちの内科開業医の場合、頭痛や関節痛を訴える患者を撮像してもやはり十分な読影ができないので、「どこか大きな病院で診てもらって」と言いがちです。そうやって患者が大きな病院に行ってしまい、全部そちらで診てもらうということになり、結局患者をとられてしまうということになりがちです。
自分のところでひとまず画像診断をして、近所の他科の開業医ですむのであればそちらを紹介することで、そのようなことは起きません。
*
また、最近は臓器別専門の傾向が強いので、CT で大腸癌や小さな乳癌を見落としていたり、肺癌疑いの陰影の増大傾向を見落としたり・・・自分の専門臓器以外は意外と目が届かなくなっています。
*
イーサイトのシステムを入れれば、イーサイトの紹介する遠隔画像診断医と契約して レポートを作成してもらえばいいわけですから、CT や MRI が「自分の診断できる疾患にしか使えない」限定された装置から 万能の診断装置に進化することになります。
しかも、このシステムのコストは診断料を除けば月数万円くらいのものなんです。CT なら月に 5件くらい増やせば支払える額です。
*
それで患者満足度もぐんと上がります。
「あの先生、整形外科医なのに大腸癌見つけてくれた」
とかですね。
(続く・・・)
*
【関連記事】
イーサイトのシステムの利点(2)
イーサイトのシステムの利点(1)
イーサイトのクラウド型遠隔画像診断システム 利点(2)
イーサイトのクラウド型遠隔画像診断システム 利点(1)
*
イーサイトのシステムについてはこちら⇒遠隔読影の概要 – イーサイトヘルスケア株式会社
###
関連記事
-
イーサイトのシステムの利点(4)
続きです。 イーサイトヘルスケアの遠隔画像診断システムの利点を紹介します。 放射線科常勤医を
-
「パロチンはあります!」とオガタさん
* 幕末の蘭学者で適塾の創始者として有名な緒方洪庵はご存じでしょうか。 その孫に東京帝国大学
-
画像診断雑記の更新9例目
* * * 画像診断雑記、9例目をアップしました。 いつものネタです。
-
非クラウド型遠隔画像診断を選ぶ理由が知りたい
「もう非クラウド型遠隔画像診断は使いたくない・・・その理由」を前回書きましたが、 ここ数年、新た
-
粘液栓 mucoid impaction について
* ときどき他の人のCT所見で、気管支内にたまった液状物を「粘液栓」と書いておられるのを見るこ
-
誤診しやすい神経疾患 / 田代邦雄
誤診しやすい神経疾患 田代 邦雄 南江堂 2000-03 売り上げランキング
-
使いにくい画像診断システム
* 現在、遠隔画像診断システムを6つ常用している私ですが、他にも簡易システムやら非常勤で扱って
Comment
[…] イーサイトのシステムの利点(3) […]