胸部X線写真の話(2)
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医療
昨日の記事「胸部X線写真の話」の続きです。
内科医叩きをやっていると思われるのは嫌なので、主張を明確にしたいと思います。
*
胸部レントゲン写真(正面)で読むべき部位は、以下の通りです。
- 肺野1
- 肺野2(縦隔や横隔膜や鎖骨などの他の構造物に隠れた部分)
- 縦隔
- 胸壁
- 上腹部
- 頸部
- 上肢(写っていれば)
すべて読影しないといけません。写っているんですから。
見るべきところがヤマほどあり、それぞれの判断が難しいのです。
多くの内科医は1しか読んでいないとお見受けします。
肺門は読んでいるという人は多いですが、それは2の一部でしかありません。
縦隔内、胸壁、上腹部、頸部などを全部吟味して異常を精査してくれ と CT に回してくる内科医はかなり少ないです。
とくに頚椎、胸椎、上部腰椎、鎖骨、肩甲骨、肋骨などの異常はスルーされています。
放射線科医の中にも胸部レントゲン写真は難しくて自信がない人は多いです。
でもその多くは「見るべきところがヤマほどあり、それぞれの判断が難しい」ことを いやというほど痛感してからの「自信がない」であり、「見るべきところは見えている肺野だけ」と思っている人とはやはり大きな差があるわけです。
左鎖骨上窩のラインが上に凸になっているのを見つけて「胃癌ちゃうか」と言って当たったらヒーローになれる・・・カモ。
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