鳥型バックロードホーンスピーカー「コサギ」(2)
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前回の記事「鳥型バックロードホーンスピーカー「コサギ」 」の続きです。
今週も商談に来られた人が「1万円の音ではない」と驚いておられました。
正確には左右 2本で 3780円(ユニット)+9990円(箱)かかってますケド。
その後に 3ウェイのタンノイの Revolution 2(11万円)を聴いてもらいましたが、そんなに差はないと。
我々には常識ですが、スピーカーは自分で作ったほうがはるかにお得。
たとえば 20万円の市販スピーカーならユニットにかけられるお金は 2万円が限界です。箱のほうによけいにお金がかかっていますし、そんなにたくさん売れるものではないので売れ残りの分も含めて利益と価格を設定しないといけませんから。
しかもフルレンジ(ユニットが1個)だと見た目が悪く売れない(同軸は別)ので2ウェイや3ウェイにするためにネットワークが必要になり、故障頻度も上がります。ユニット1個あたりにかけられる金額も減ります。
ですから特に優秀なフルレンジユニットを選んで 2万円以内で調達し、適当な箱に入れれば、定価 20万円のスピーカーくらいの音を出すことが可能なわけですね。
最近のユニットはマグネットの進化と振動板の軽量化によりストロークが大きくとれる分、振動板面積を小さくできますので、10cm や 13cmのフルレンジでも十分な低音が出ます。
解像度も昔よりはるかに優れています。昔に大流行した激戦区3ウェイのいわゆる「ゴキュッパ」のスピーカー(片方 59800円なので 119600円)を今聴くと、「こんな鈍いつまんねー音だったかな」と思うほどです。
上のコサギのユニットは雑誌の付録で公称 6cm(実測 5cm)と小さいのですが、低域再生能力に優れており、炭山アキラさん設計のエンクロージャーが優秀なのも相まって 1万円くらいで 10万円クラスの音が出ても不思議ではないのです。他のユニットでうまくいくかはわかりませんけど。
これらの箱はヤフオクで安価でゲットできるいい時代。
面白いですよ、みなさんもやってみられてはいかがでしょうか。
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